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京都大学 後期 2001年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 後期 2001年 第3問 (解答解説)

📝 問題

複素数平面上の単位円に内接する正五角形で,がその頂点のつとなっているものを考える. この正五角形の辺を延長してできる直線の交点のうち,元の正五角形の頂点以外のもので,実部,虚部がともに正であるものをとする.

  1. とするとき,を用いてをあらわせ.ただし,は虚数単位を表す.

  2. 点,,を通る円は,原点を通ることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1) 複素数の表す点をと大文字で書いて区別する. 座標原点をとする.

また,表記の簡潔さのため

とおく.は

が成り立つことに注意する. 題意のは

である. 題意の正五角形の頂点の座標はである. これらの点をとおく. すると,題意の点は直線 と の交点であり, 概形は図1のようになる.

正五角形と$Z$の関係

図 1: 正五角形との関係

三角形$ZA_0A_2$と$A_0A_1A_2$の相似関係

図 2: 三角形との相似関係

ここで,三角形はと相似で,後者がの二等辺三角形だから前者も二等辺三角形であり,

であり,よってはをを中心として回転したもので

である. (答)

(2)

題意の円は,要するに三角形の外接円である. 三角形がの二等辺三角形であることから の中心は線分 の 2 等分線上にある.

円$C$の中心$B$と,$A_0,A_2,Z$の関係.

図 3: 円の中心と,の関係.

次に,三角形が二等辺三角形であることと, がの中心ゆえであることから, 線分はと直交する二等分線である.これらの交点をとおく.

題意の条件,点も上にあることを示すには

を示せば良い. すなわち,三角形がの二等辺三角形であることを示せば良い.

まず,について,線分も線分の二等分線だから 直線と直線は等しく

である.

次にについて,

である.

以上からであり,従って

となり,も確かに円上にあるから題意は示された.(答)

【解説】

(1)は導出によって,いくつか見た目の異なる表現が得られる. その一つが

である.これは を のまわりに だけ回転し, からの距離を 倍したものが である. として立式したときにこの形になる. 解答の表現と同一の値を与えることは以下のように確認できる.

より,この両辺をで割れば良い. ただし,二行目でを利用した.

(2)はより複素数チックに解く方法として, 円周角の定理を用いてを示す方針でも良い. 以下これを示そう. そこで

とおく.

$\angle ZA_0A_2$と$\angle ZOA_2$の様子.

図 4: との様子.

まずは

である.ここでがこの順で同一直線上にあることから

であるから,

ここで(式2)よりだから,

である.

次には

となり,よってであり題意は示された.

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