アーカイブ一覧へ戻る
京都大学 後期 1998年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 1997年 次の年度 1999年
🧭 1998年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答) 第5問 (問題) 第5問 (解答) 第6問 (問題) 第6問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

京都大学 後期 1998年 第6問 (解答解説)

📝 問題

自然数にたいし,とする.

  1. の値を求めよ.

  2. 平面上で原点から点への距離を,軸の正の方向と半直線のなす(弧度法による)角をとする. 方程式,で表される曲線を,直線の周りに回転して得られる局面が囲む立体の体積をとするとき,と表されることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

半角公式により

だから,は

と変形できる.とおくとだから

と置換積分できる.

ここにを代入してを計算すると,

が求める値である. (答)

(2)

まずは題意の曲線の軌跡を求める. を曲線上の点とすると,より

と書ける. 一階微分は,半角公式より

となるから,の範囲での増減表は表1となる. ただし, は

をみたす角度とする.

表 1: の増減表

また,の時のの値は(式27)より

である. 従って,の軌跡の概形は図1のようになる.

パラメータ表示された曲線 $X(t) = \sin 2t \cos t$, $Y(t) = \sin 2t \sin t$の軌跡.

図 1: パラメータ表示された曲線 , の軌跡.

さて,以下この軌跡を周りに回転して得られる立体の体積を求める. 求める体積は,図形全体を回転させたものを軸周りに回転した体積と等しいのでそれを求める. まず,この領域がを軸として(回転後は軸を軸として)対称であることを示す.

そこで,点を負の方向に回転させた点をとおくと,

と書き直せる. ここで,とおくと,より

であり,は

となる.これはを中心として軸対称だから, 元の領域はを軸として対称である.(図2)

パラメータ表示された曲線 $X(t) = \cos 2t \cos t$, $Y(t) = \cos 2t \sin t$と,$Y\ge 0$の領域.

図 2: パラメータ表示された曲線 , と,の領域.

従って,体積はこの回転した領域で,をみたす部分()のみを考えればよい.

と変形できる. 倍角公式を用いてを書き直すと

である.よって題意は示された.(答)

【解説】

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する