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京都大学 後期 1998年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 後期 1998年 第5問 (解答解説)

📝 問題

平面上に個の点,がある. 上下に隣り合う点,を結ぶ線分を「縦辺」,左右に隣り合う点,および,を結ぶ線分を「横辺」と言う. 全ての横辺には,各辺独立に,確率で右向きの矢印が,確率で印が描かれている. また全ての縦辺には常に上向きの矢印が描かれている. このとき点から出発して,矢印の描かれている辺だけを通り,矢印の方向に進んで,点に到達する経路が少なくとも本存在する確率をとする. 以下の問に答えよ.

  1. ,を求めよ.

  2. を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

まず,明らかに

である.を図示すると図1のようになる.

$A_i,B_i$の様子

図 1: の様子

(1)

の時

$n=2$の時の様子

図 2: の時の様子

, 又は と行けば良い. 排反事象を考えると,これはにもにも×がついている時以外である. 従って,求める確率は

である.(答)

の時

$n=3$の時の様子

図 3: の時の様子

から右方向へ出発し,どこではじめて上方へ移動しなければならないか ( が となっている最小の) で場合分けする.

  1. が の時, へ行くルートで確率は

  2. が の時, が矢印になっていれば良く,確率は

  3. とも通過できる時,必ずルートがあって確率は

以上三つの場合は互いに排反だから,求める確率は

である.(答)

(2)

(1)の の時と同様の場合分けをする. つまり, から右へ進んでいって,はじめて行き止まり () になっている所が の時を考える(). (以下 とする.

この時.$B_n$ まで行ける確率は $C_n(k)$ とおく.
この確率は$A_1 \to \dots \to A_k$まで行き,そのあと$B_k \to \dots \to B_n$
が行き止まりになっておらず矢印になっており,$A_k A_{k+1}$ が $X$ になっている時で,
である.

また,Aの横道に一つも行き止まりがない時を便宜上$k=n$とおくと
である.

従って,各$a_{n}(k)$は排反事象であることより,求める確率は
である.(1)より,これは$n=2,3$ でも成立するから,求める確率は
である.$\cdots$(答)


【解説】

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