アーカイブ一覧へ戻る
東京工業大学 前期 2006年 解答解説 このページの閲覧数
#積分
前の年度 2005年 次の年度 2007年
🧭 2006年度の関連ナビゲーション:
📊 0 (サマリ) 第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京工業大学 前期 2006年 第1問 (解答解説)

📝 問題

以下の問いに答えよ.

  1. 自然数に対しを求めよ.

  2. 次の不等式を示せ.

  3. を正の数とし,を超えない最大の整数をで表す. が奇数のとき次の不等式が成り立つことを示せ.

✏️ 解答解説
【自動文字起こし・要確認】

【解答】

(1)

与えられた数列

について考える.自然数に対して新しく

とおく.は周期を持ち,この区間での値はまたはでのの値に一致するので

が成り立つ.

従って(式1)は

である.

(2)

であるから,示すべき不等式は

と同値である.左右の不等号を別々に示す.

左側の不等号

とおいてを示す. 区間の両端での値は,であり,一階微分は

となる.これはは単調減少であり,をみたすを境に符号がからに変わる. よっての増減表は以下のようになる.

従って区間全体で,すなわちであり(式5)の左側の不等式は示された.

右側の不等号

とおいてを示す. 一階微分は

と非負だからは単調増加であり,よって区間では

である.従ってであり右側の不等号は示された.

以上で(式5),従って題意は示された.

(3)

まず題意の不等式の積分においてと置換すると

であるからこれを示せば良い.

題意よりが奇数なので

と表せる.ガウス記号の性質より

とおける.

(式10)の積分を

とおいて,これを変形すると(式4)を用いて

となる.(1)と同様の周期性よりだけ積分区間を移動してよく,

である.(式12)よりだからここに(2)の不等式を代入して上下から評価すると

である.(式12)を代入して

を得る.これは(式10)に他ならないから,(式10)が示された. よって題意は示された.

【解説】

(2)の途中で出てきた不等式はジョルダンの不等式と呼ばれる.図形的に示すとわかりやすい.

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する