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東京工業大学 前期 1989年 解答解説 このページの閲覧数
#場合の数・確率 #数列
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東京工業大学 前期 1989年 第5問 (解答解説)

📝 問題

箱の中に,1からまでの数字をそれぞれ1つずつ書いた枚のカードが入っている. 箱から無作為に1枚のカードを取り出して,その数字を記録し,箱に戻す. この試行を回くり返し,それまでに記録された相異なる数字の個数をとする. となる確率をで表すとき,次の問に答えよ.

  1. をとで表せ.

  2. の期待値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

となるのは,でかつ回目に今までと同じカードを引くか,でかつ回目に新しいカードを引くかのどちらかだから,

の時と扱う

である.

(2)

確率変数を,

のカードを回目まで引かなかったのカードを回目までに引いた

と定めるとだから,期待値の加法性およびに関する対称性から

である.回目までに1のカードを引く確率は排反事象をかんがえて,

であり,また期待値の定義から回目までのの期待値は

だから,(式4)に代入して求めるの期待値は

である.

\bigskip

【別解】

(2)

解答では誘導を使わずに直接求めたが,(1)の誘導に乗ると以下のようになる.

(1)の漸化式の両辺をかけてについて和をとると

を得る.だから右辺第一項の和の上端はで書き換えられて

最初の和と最後の和は(添字をとおきかえると)互いに打ち消しあう.また確率の定義より第3項はであるから,結局

とかける.よりだから,これと合わせて漸化式をとくと

となる.

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