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東京大学 前期 2000年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 2000年 第4問 (解答解説)

📝 問題

座標平面上を運動する3点,,があり,時刻における座標が次で与えられている.

ただし,は正の定数である. この運動において,以下のそれぞれの場合にのとりうる値の範囲を求めよ.

  1. 点と線分が時刻0からまでの間ではぶつからない.

  2. 点と線分がただ一度だけぶつかる.

✏️ 解答解説

【解答】

単位円上の動点 $P$ と水平移動する線分 $QR$ の配置

図 1: 単位円上の動点 と水平移動する線分 の配置

時刻における線分の方程式は

だから,これと点がぶつかる条件は

である.

(1)

で(式3)をみたす がない時を考える. まず(式3)で のみ考えれば良い.すると(式3)は

だから,これが解を持たない条件を考えよう.これは平面において, 曲線が で共有点を持たなければ良い.

$ty$ 平面における $y = \cos t$ と直線 $y = 1 - vt$ の位置関係(解を持たない条件)

図 2: 平面における と直線 の位置関係(解を持たない条件)

許容されるの範囲を調べるため,まずはの接線でを通るものがあるかを調べる.だからのにおける接線は

である.これが を通る時,

である.この左辺 とすると

だから,の増減表は以下のようになる.

表 1: の増減表()

したがって, では だから(式6)を満たす は存在しない. よっての傾きの最大最小値は端点

でとるから,求める条件は

である.

(2)

周期的な余弦波上の衝突区間(太線部)と直線 $y = 1 - vt$ の交差

図 3: 周期的な余弦波上の衝突区間(太線部)と直線 の交差

(1)と同様に考えて と が (式3)の区間内でただ1度交わる条件をしらべる. ここで(式6)の について での増減表は下図である.

最大値

表 2: の増減表(区間 )

したがって, の区間では で(式6)をみたす は存在しないので,上のグラフから,区間 で1回 と がぶつかる条件は

である.

したがって(式11)をみたす がただ1つある の範囲を求めれば良い.(式11)を図示すると下図のようになる.

条件式を満たす $v\pi$ の範囲と各整数 $k$ での区間

図 4: 条件式を満たす の範囲と各整数 での区間

さて,の時を考える.(式11)においての時の範囲は

で,前者の下端と後者の上端に対して,

だから,常に後者の上端の方が値が大きい.

$k$ 回目の許容帯と $k+2$ 回目の許容帯の重なり合い($k \ge \dfrac{11}{12}$ での重複)

図 5: 回目の許容帯と 回目の許容帯の重なり合い( での重複)

またこれらが単調減少関数であることから,の時に(式11)を満たすがただ一つあることはない.従っての時のみ考えればよく

の時の時

である.このうちの上端までは除くので,求める範囲は

である.

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