【解答】
図 1: 単位円上の動点 と水平移動する線分 の配置
時刻における線分の方程式は
だから,これと点がぶつかる条件は
である.
(1)
で(式3)をみたす がない時を考える.
まず(式3)で のみ考えれば良い.すると(式3)は
だから,これが解を持たない条件を考えよう.これは平面において,
曲線が
で共有点を持たなければ良い.
図 2: 平面における と直線 の位置関係(解を持たない条件)
許容されるの範囲を調べるため,まずはの接線でを通るものがあるかを調べる.だからのにおける接線は
である.これが を通る時,
である.この左辺 とすると
だから,の増減表は以下のようになる.
表 1: の増減表()
したがって, では だから(式6)を満たす は存在しない.
よっての傾きの最大最小値は端点
でとるから,求める条件は
である.
(2)
図 3: 周期的な余弦波上の衝突区間(太線部)と直線 の交差
(1)と同様に考えて と が
(式3)の区間内でただ1度交わる条件をしらべる.
ここで(式6)の について での増減表は下図である.
表 2: の増減表(区間 )
したがって, の区間では で(式6)をみたす は存在しないので,上のグラフから,区間 で1回 と がぶつかる条件は
である.
したがって(式11)をみたす がただ1つある の範囲を求めれば良い.(式11)を図示すると下図のようになる.
図 4: 条件式を満たす の範囲と各整数 での区間
さて,の時を考える.(式11)においての時の範囲は
で,前者の下端と後者の上端に対して,
だから,常に後者の上端の方が値が大きい.
図 5: 回目の許容帯と 回目の許容帯の重なり合い( での重複)
またこれらが単調減少関数であることから,の時に(式11)を満たすがただ一つあることはない.従っての時のみ考えればよく
の時の時
である.このうちの上端までは除くので,求める範囲は
である.