東京大学 前期 1971年 第4問 (解答解説)
📝 問題
について
が成り立つことを証明せよ.
方程式
✏️ 解答解説
\input{macros}
\begin{oframed}
について
方程式
【解】
まず前半部について,
であるから示された.
そこで後半部を考える.
P:方程式$f_n(x)=0$は,$n$が奇数ならばただ$1$つの実根をもつ.
また$n$が偶数ならば$y=f_n(x)>0$である.
として,命題
が$P$を満たすことは明らかである.そこで$k\in\mathbb{N}$に対し$n=2k-1,2k$での$P$の成立を仮定する.
\begin{indentation}{2\zw}{0pt}
\underline{(i)$n=2k+1$のとき}
[(式3)](#eq:1)および仮定から$f'_{2k+1}=f'_{2k}(x)>0$だから$y=f_{2k+1}$は単調増加.
また連続で$\dlim{x}{\pm\infty}f_{2k+1}(x)=\pm\infty$(複合同順)であるから,中間値の定理より
$f_{2k+1}(x)=0$なる実数$x$がただひとつある.ここで$f_{2k+1}(0)=1$から$x\not=0$である.
\underline{(ii)$n=2(k+1)$のとき}
[(式3)](#eq:1)から$f'_{2(k+1)}(x)=f_{2k+1}(x)$であり, $n=2(k+1)$の時の考察から,$f_{2k+1}(a)=0$
なる実数$a$がただひとつあって下表を得る.
故に
である.
\end{indentation}
以上から$n=2k+1,2(k+1)$でも$P$が成り立つことが示された.故に任意の$n$で$P$は成立する.
$P$が示されたので,題意が従う.$\Box$