アーカイブ一覧へ戻る
東京大学 後期 2005年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 2004年 次の年度 2006年
🧭 2005年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京大学 後期 2005年 第1問 (解答解説)

📝 問題

平面の原点をとして,点,をとる.ただし,とする.点は線分上を,また点は線分上を動き,線分はの面積を二等分しているとする.このような線分で最も短いものの長さをとおき,これをの関数と考えてと表す.

  1. 線分の長さを,の長さをとすると,が成立することを示せ.

  2. ,それぞれの場合について,をを用いてあらわせ.

  3. 関数はで微分可能であることを示し,そのグラフの概形を描け.また,の最大値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

三角形OPQと点ABの様子

図 1: 三角形OPQと点ABの様子

線分の長さの二乗は

である. より だから, 両辺ルートをとって

である. ここで,だから, 三角形およびの面積は,より

である.題意の条件よりの面積がの半分だから

よりだから

である.よって題意は示された.(答)

(2)

だから,に余弦定理を用いて

を得る.を固定してを動かしたときのの最小値がを与える.

そこで,新しくとおいて(式10)を代入して

である.

以下,(式10)のもとでのの最小値を求めれば良い. まず,Aが線分PQ上にあり,Bが線分QOにあることから

を満たすことに注意すると,以下の二つの場合わけが必要になる.

\textbf{ の時}

$t=a+b$の存在範囲は,太線部分と直線$b=-a+t$との交点が存在するような$t$である.

図 2: の存在範囲は,太線部分と直線との交点が存在するようなである.

の存在範囲は上図太線部 (境界含む)だから,

の時の時の時

であることに注意すると,の下限は

だから,(式14)から

であり,は

である.

\textbf{ の時}

$t=a+b$の存在範囲は,太線部分と直線$b=-a+t$との交点が存在するような$t$である.

図 3: の存在範囲は,太線部分と直線との交点が存在するようなである.

の存在範囲は上図太線部(境界含む)だから, と同様に考えて

だから,(式14)から

であり,は

である.

以上(式21),(式24)より

の時の時

である.(答)

(3)

, は全区間で微分可能だから,これら二つの関数の境界, である かつ をみたす に対して の微分可能性を示せば良い. そのためには微分係数の左右極限が一致することを示せば良い. 実際に計算すると,

より,左右極限が一致し,さらに であるから,微分可能である.(答)

以下,のグラフの概形と最大値を求める. 新しく

とおくと,(2)から

だから,で微分すると

だから,の増減表は表1となる.

表 1: の増減表

したがって,のグラフの概形は図4で, 最大値は

である.(答)

$y=f(\theta)$のグラフ概形.

図 4: のグラフ概形.

【解説】

別解

(2)

である. から, だから. となる.

(2) の (1) 以外

を消去する., から. より

から, のもとでの を求めれば良い. のグラフは下図から と の大小によって 場合分け.

$y = A + \dfrac{S^2}{A}$のグラフの概形

図 5: のグラフの概形

( でmin)

( でmin)

(以下略)

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する