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東京大学 後期 2003年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 後期 2003年 第1問 (解答解説)

📝 問題
  1. のとき,次の不等式を示せ.

  2. 曲線と軸で囲まれた図形を軸のまわりに一回転してできる立体を考える.この立体を軸に垂直な個の平面によって体積が等しい個の部分に分割する.ただしは2以上の自然数である.

    1. これら個の平面と軸との交点の座標のうち,より小さくかつに最も近いものをとする.このとき,を求めよ.

    2. 個の平面と軸との交点の座標のうち最も小さいものをとする.数列がのときでない有限な値に収束するような実数の値を求めよ.また,をそのようにとったとき,を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

関数およびを

とおく. で , を示せば良い. 以下 とする.

まずについて考える. 一階,二階微分は

より,より は単調増加であって

となる. したがって も単調増加で,

である.よって題意の下側の不等式は示された.

次にについて考える.一階,二階微分は

となる.ここで式を見比べるとだから,

となり,は単調増加で

を満たす. 従っても単調増加で

である.よって題意の右側の不等式が示された.

以上より題意は示された.(答)

(2)

まず,の不定積分は積分定数として

で与えられることに注意する.

立体の体積 とすると

である.

$y=\sin x$と$a_n,b_n$の様子

図 1: との様子

(a) 題意の条件及び が を軸に対称なことから, から までが個に分割されたうちの一つの部分である. よって

が成り立つ.

平均値の定理から, をみたす で

を満たすものが存在する. (式15)に代入して

である. の時であり,従ってはさみうちの定理から では だから,

が求める極限値である.(答)

(b) 題意よりの領域が個に分割されたうちの一つの部分であるから

である.

ここで だから,(1) の不等式にを代入して

である. (式27)に代入して

である.ここで,のときだから,が十分大きい時

が成り立つ.このもとで変形を続けると

を得る. より両辺にをかけると

となる.

の値によっての挙動がどう変化するかを調べる.

\textbf{ア: の時}

で だから,(式34) の左辺,右辺共に に収束するからはさみうちの定理より

である.

\textbf{イ: の時}

(式34) の左辺が発散するから,追い出しの定理より

\textbf{ウ: の時}

で だから (式34) の両辺共に に収束する. 従って挟み撃ちの定理より

である.

以上の場合わけで全ての場合が尽くされた. よって求めるの値とその時のの収束値は

である.(答)

【解説】

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