東京大学 後期 2000年 第1問 (解答解説)
を考える. ただし,
-
に対し, を求めよ. -
すべての
に対し, 条件 を満たす が存在し, しかもただ一つであることを示せ. -
正整数
に対し, 次の多項式 を次の条件が成立するように定める.このとき,
個の整数 がそれぞれただ一つ存在して,と表されることを示せ.
【解答】
(1)
題意より
が成立する.
だから,漸化式を繰り返し用いて任意の自然数
である.
である.
題意より
が成り立つ.
だから,漸化式を繰り返し用いて任意の自然数
である.
である.
(2)
(1)と同様に一般の
だから,漸化式を繰り返し用いて任意の自然数
である.
題意を示すには,(式17)をみたす
(1)から,
だから,
である.ただし最後の行の二項目で仮定を用いた. 整理して
だから,
は(式17)を満たす.
これが任意の
とかけることが必要である.
この
最後に条件(C)について考える.一つ目の条件は
より満たされる.ただし3行目で二項定理により
次に,二つ目の条件は(式27)に
より満たされる.
以上より(式27)の
よって,数学的帰納法より,任意の
(3)
題意の条件から
とかける.
だから,(式38)に代入して
である.
さて,
と書ける.
さらに
と書ける.以下
を得る.
従って,題意を示すには,
の二つの条件を示せば良い.
まず(式47)について,
条件(C)より
よって(式45)は
と書き直せる.このもとで(式46)を示す.
自然数
であり,左辺は(式17)を代入して
である. 右辺は(式41)より,
であることに注意すると,
である.以下数学的帰納法により
より,
であり,
従って題意は示された.