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東京大学 後期 2001年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 後期 2001年 第1問 (解答解説)

📝 問題

任意の自然数 に対して,常に不等式

が成立するような最大の整数 を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

表現の簡潔さのため

とおくと,

である.さらに

とおく. の評価をすることで,題意の不等式が成り立つを求める.

まずのグラフの概形を調べる. 一階,二階微分は

だから,は下に凸で,

だから,のグラフは図1のようになる.

$y=g(x)$のグラフの概形.

図 1: のグラフの概形.

面積を比較するため,

とおくと,(式3)に注意しての示す面積は図2の斜線部である. 以下として考える.

$S_n$の面積を図示したもの.

図 2: の面積を図示したもの.

$f_n$の上からの評価.斜線部の面積が$f_n$を表し,グレーアウトの部分が$S_n$を表す.

図 3: の上からの評価.斜線部の面積がを表し,グレーアウトの部分がを表す.

従って,まず図3から,を上から評価すると

である.

$f_n$の下からの評価.斜線部の面積が$f_n$を表し,グレーアウトの部分が$S_n$を表す.厳しく評価をするため,$f_n$の上の三角形部分も評価に含める.

図 4: の下からの評価.斜線部の面積がを表し,グレーアウトの部分がを表す.厳しく評価をするため,の上の三角形部分も評価に含める.

次に図4での三角形部分の面積が

だから,

である.

以上(式10),(式14)をまとめて

である.よってより

である.以下これを評価する. まずは

だから,

となる.

ここで新しく

とおくと,

よりではは単調減少である. そこででの(式18)の両辺の振る舞いを考えると,

だから,

である.ここに

を代入して

である.

だから,

および

だから,

である.

従って,任意の自然数でを満たすためには,

が必要.

また,の単調減少性から,

だから,であれば常にを満たし十分である. 以上から求める最大のは

である.(答)

【解説】

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