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東京大学 後期 2001年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 後期 2001年 第3問 (解答解説)

📝 問題

整数を係数とする 2 次方程式 で 2 次の項の係数が正であるものが与えられている.任意の正の実数 に対して,平面の原点を中心とし半径が 1 である単位円 上の点 を

によって定める.円周 の弧 の長さが () であるものを固定する.このとき各自然数 に対して区間 の部分集合

は互いに交わらない有限個の閉区間の和集合になっているので,それらの区間の長さの総和を で表す.このとき, を証明せよ.

✏️ 解答解説

【解答】

円周とその上の長さ$L$の円弧

図 1: 円周とその上の長さの円弧

の部分集合 を

によって定める.

以下,

とおく.題意より

とおいて良い. だから は下に凸である.

は二次の係数が正の二次関数だから, の の部分は とすれば区間内で単調増加として良い.

ここで一般に連続,微分可能,単調増加かつ下に凸な関数の の部分の軸への正射影の長さを , 軸への正射影 の長さを として,区間内での平均変化率 を

とおく.

関数$y=f(x)$の平均変化率の定義

図 2: 関数の平均変化率の定義

さて(式3)より だから, の間には 個の 整数で区切られた区間

が存在する.対応して各区間において,の角度の範囲は

のようにずつ回転するから,各区間にに含まれる部分の割合は

である.

$y$軸方向に長さ$1$の区間があれば,そのうち$L/2\pi$の部分が$I$に含まれる.

図 3: 軸方向に長さの区間があれば,そのうちの部分がに含まれる.

以上の考察からの範囲に含まれるの範囲は

である.これがのグラフにおいて,の部分の軸への正射影の長さに他ならない. 従って,このの区間におけるの平均変化率を

と定義しよう.

は下に凸だから,においてはは単調増加なので

が成り立つ.(式13)を代入してが十分大きい時に注意して

となる.

ここにおよび(式12)を代入して

を得る.の極限を取ると

だから,挟み撃ちの定理より

である.(答)

【解説】

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