【解答】
(1)
題意を背理法で示す.
が有理数だとする.この時互いに素な自然数を用いて
とかける.したがってがの因数を持ち,は素数だからはの倍数である.
この時とかけるから
となり同じくもの倍数となり,とが互いに素であることに矛盾する.
よって背理法によりは無理数である.
(2)
とおく.を有理数係数の整式,として
とおける.題意よりだから
となる.さらにをで割った商を,余りをとするといずれも係数は有理数で,
となる.は一次以下の有理数係数の整式でと書ける.
を代入すると(式4)より
となる.以下であることを示す.
の時
(式4)は
となり,またはとなる.
後者の場合が有理数となり(1)に矛盾するから
である.
の時
の時,まず(式5)でと同様にが従う.
従って(式5)より
となる.左辺を因数分解して
だから,これらが一致するには
となり,が有理数であることに反して矛盾する.
以上よりとなり,はで割り切れる.
【別解】
(2)
(式4)以下,よくあるテクニックを使う方法もある.
(式4)の両辺にをかけてを用いると
である.式式より
である.が無理数だから,
,
である.ならばが従うが,とすると
となってが無理数であることに反して矛盾する.
以上からとなり題意は示された.