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東京工業大学 前期 2011年 解答解説 このページの閲覧数
#空間図形 #積分
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東京工業大学 前期 2011年 第4問 (解答解説)

📝 問題

平面上に一辺の長さが1の正方形およびと交わる直線があるとする. この直線を軸にを回転して得られる回転体について以下の問に答えよ.

  1. と同じ平面上の直線はのどの辺にも平行でないものとする. 軸とする直線はと平行なものの中で考えるとき, 回転体の体積を最大にする直線はと唯1点で交わることを示せ.

  2. と交わる直線を軸としてできるすべての回転体の体積の中で 最大となる値を求めよ.

✏️ 解答解説
【自動文字起こし・要確認】

【解答】

一辺の長さ1の正方形と,と交わる直線を考える.を軸にを回転してできる回転体の体積をとする.

(1)

を固定された方向(のどの辺にも平行でない)とし,はに平行でと交わる直線とする.の方向を軸,それと垂直な方向を軸とする直交座標をとり,をと表す.を座標で見ると,がどの辺にも平行でないから,各(が存在する範囲)に対しての方向の切り口はちょうど1つの区間()になる.がと交わるの範囲は,ある区間であり,,がちょうどがと1点のみで交わる場合(の一つの頂点でが支持線となる場合)に対応する.

のまわりの回転体の体積は,各での切り口を回転して得られる円板・円環の面積を積分して

ただしは次で与えられる(と略記):

(のとき,切り口の区間は軸をまたぐので回転体は半径の円板になり,またはのときは軸をまたがないので円環になる.)

でのはの1次式で傾き,でのはの1次式で傾きであり,でのは凸関数(凸関数の最大値は凸関数)である.さらにでは両側から,傾きに一致し,では両側から,傾きに一致するから,は上級かつ各区間で凸であり,全体として凸関数である.

よって,は凸関数の積分としての凸関数である.凸関数は閉区間上の最大値を端点で取るから,はまたは,すなわちがとちょうど1点で交わるとき(のある頂点でが支持線となるとき)に最大となる.

【解(続き:(2))】

(1)より,各方向について体積を最大にする軸は,のある頂点で支持線となる直線(頂点でちょうど1点のみと交わる直線)である.の中心を原点とする座標をとり,の頂点をとする.方向の法線ベクトルをとすると,この方向の支持線(を片側に持つ接線で頂点に接するもの)の中心からの距離は,の台関数(サポート関数)

頂点頂点

に等しい.全体がこの支持線の片側にあるから,パップスの定理(回転体の体積 (軸からの重心の距離)(面積))より,このときの体積は

(の重心は中心に一致し,面積は).は(対角線方向)で最大値

をとる(一辺に平行な方向等ではで,これより小さい).よって,すべてのにわたる体積の最大値は

であり,これはの対角線に垂直で,対角線の一端の頂点を通る直線を軸とするときに実現される.

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