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東京工業大学 前期 2000年 解答解説 このページの閲覧数
#指数・対数 #積分 #極限
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東京工業大学 前期 2000年 第4問 (解答解説)

📝 問題

は2以上の自然数とする.関数(ア),(イ)について以下の問いに答えよ.

  1. (ア)と(イ)のグラフは第1象限においてただひとつの交点を持つことを示せ.

  2. (1)で得られた交点の座標をとしたとき とを求めよ.

  3. 第1象限内で(ア)と(イ)のグラフおよび軸で囲まれた部分の面積をとおく. このときを求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

二つの関数の差分を

とおく.

(1)

(ア)と(イ)の交点の座標は方程式の解で与えられるから,の挙動について調べる. 一階微分は

である.ではだから,よりである. 従ってであり,増減表は以下のようになる.

表 1: の増減表

これと(式1)よりおよびからはにただ1つの実解を持つ. したがって(ア),(イ)は第1象限にただ1つの交点を持つ.

$f_n(x) = e^{nx} - 1 - e^x$ の概形

図 1: の概形

(2)

(1)の交点をとおくと(1)より

である.

まずの極限値から考えよう.の時のの値は

であり,よりだからであることを用いて

である. ここでより,まただから右辺は下から評価できて

である.(1)よりではは単調増加だからで,(式3)と合わせて

である.右辺はでに収束するからはさみうちの定理から

である.

$f_n(x)$と$a_n,\dfrac{1}{n}$の関係

図 2: との関係

次にの極限値を考える.に(式1)を代入して

である.両辺正だから自然対数をとって

である.両辺のの極限をとって右辺に(式9)を用いると

である.

(式9),(式12)をまとめて

である.

(3)

曲線 (ア) $y=e^{nx}-1$ と (イ) $y=e^x$ の交点$(a_n,b_n)$および囲まれる領域 $S_n$

図 3: 曲線 (ア) と (イ) の交点および囲まれる領域

ではつまりである.よってこの区間では(ア)が(イ)より上にある. 従って求める面積は

と書けるから,両辺にをかけて

である. の時の各項の振る舞いを考えると(式13)より

だから(式16)に代入して

である.

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