【解答】
1辺1の正方形を1本の折り目で折り,線対称な五角形(二重になる部分)ができるようにする.
図 1: 正方形 を折り目 で折り返したときの様子(五角形 が重なり部分)
図のように,辺BC上に点I,辺AD上に点Hをとり,線分IHで正方形を折り返す.
この時対称性から
とおいて良い.
折り返して出来たの像をとする.
するとが線対称だから
である.
折り目と辺の交点をとおく.は上,とは上にそれぞれ配置する.
ここでの中点をとすると,は線分を軸に線対称である.
(式1),(式2)から,は四角形の対角線の交点と一致する.
新しく
とおく.
の面積を,の面積,の面積とおくと,これら3つの面積の和が台形の面積に等しいことから
である.そこで以下をで表すことでの最小値を計算しよう.
さて,が対角線の交点だからで,は二等辺三角形である.従って
である.
同様に正方形の対角線の角度に着目して
だから,(式5),(式6)から
となる.従っては二等辺三角形でとなる.
図 2: に着目した角度関係( より は二等辺三角形)
また,対称性からだからこれら二つの三角形は合同で
つまり
である.
の面積はより
である.
従って(式4),(式9),(式10)より面積は
である.
図 3: 線分 の 3 分割()と合同な直角三角形
さて,次にをであらわして,(式11)をの関数としてみなす.
まず(式8)からである.
また(式8)と同様に
だから,であり,辺の長さを通りに表すと
となる.
(式11)よりはが最大の時最小である.(式15)より
となる.
新しく
とおくと,は,で単調増加して
をとる.
またより
であるから(式18)に代入して
となる.これは(式20)の範囲での単調増加関数だから,は()で最大値をとる:
したがって(式11)に代入して求める最小値は
である.