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東京工業大学 前期 2001年 解答解説 このページの閲覧数
#平面図形 #微分
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東京工業大学 前期 2001年 第4問 (解答解説)

📝 問題

一辺の長さが1の正方形の紙を1本の線分に沿って折り曲げたとき二重になる部分の多角形をとする. が線対称な五角形になるように折るとき,の面積の最小値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

1辺1の正方形を1本の折り目で折り,線対称な五角形(二重になる部分)ができるようにする.

正方形 $ABCD$ を折り目 $IH$ で折り返したときの様子(五角形 $IFEGH$ が重なり部分)

図 1: 正方形 を折り目 で折り返したときの様子(五角形 が重なり部分)

図のように,辺BC上に点I,辺AD上に点Hをとり,線分IHで正方形を折り返す. この時対称性から

とおいて良い. 折り返して出来たの像をとする. するとが線対称だから

である. 折り目と辺の交点をとおく.は上,とは上にそれぞれ配置する. ここでの中点をとすると,は線分を軸に線対称である. (式1),(式2)から,は四角形の対角線の交点と一致する.

新しく

とおく.

の面積を,の面積,の面積とおくと,これら3つの面積の和が台形の面積に等しいことから

である.そこで以下をで表すことでの最小値を計算しよう.

さて,が対角線の交点だからで,は二等辺三角形である.従って

である. 同様に正方形の対角線の角度に着目して

だから,(式5),(式6)から

となる.従っては二等辺三角形でとなる.

$\triangle OCB'$ に着目した角度関係($\angle OB'F = \angle OCF = \dfrac{\pi}{4}$ より $\triangle FCB'$ は二等辺三角形)

図 2: に着目した角度関係( より は二等辺三角形)

また,対称性からだからこれら二つの三角形は合同で

つまり

である. の面積はより

である.

従って(式4),(式9),(式10)より面積は

である.

線分 $A'B'$ の 3 分割($|A'B'| = |B'F| + |FE| + |EA'| = 1$)と合同な直角三角形

図 3: 線分 の 3 分割()と合同な直角三角形

さて,次にをであらわして,(式11)をの関数としてみなす. まず(式8)からである. また(式8)と同様に

だから,であり,辺の長さを通りに表すと

となる.

(式11)よりはが最大の時最小である.(式15)より

となる. 新しく

とおくと,は,で単調増加して

をとる. またより

であるから(式18)に代入して

となる.これは(式20)の範囲での単調増加関数だから,は()で最大値をとる:

したがって(式11)に代入して求める最小値は

である.

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