【解答】
(1)
の極限を考えるのでが十分大きいとして良い.
は単調減少だから,区間での面積比較により
を得る.積分は
だから,(式1),(式2)をまとめて
を得る.両辺()で割って
③
を得る.
この両辺はでに収束するから,はさみうちの定理から
である.
(2)
与えられた関数を
とおくと積の微分法から
となる.ここで各項は番目の因子を除いた積である.
の極値を与えるはの解である.すなわち
である.
さて,(式8)よりなる整数に対しだから,はこれらに該当せず,従って(式7)よりだから(式9)の両辺をで割って
である.これで題意の前半は示された.
次にを示す.
まずと仮定すると(式11)で左辺が負,右辺が正となって不適である.また前半の議論よりだからである.(式8)より
である.が連続であることにも注意すると,
の時
この時は(式12),(式14)より
において第一因子が負でそれ以外が正だから
である.従ってになるが存在するから
である.
以上からいずれのに対してもである.
(3)
を考えるのでが十分大きいとする.
(式11)においてより各で
だから
となる.ただし2行目では右辺の和にの変換を行った.
両辺を()で割って
⑦
を得る.この両辺は(1)からでに収束するので,はさみうちの定理から
である.はで連続だから
が求める極限値である.
【別解】
(2)の後半部分,は平均値の定理を用いると以下のように少し簡単に評価できる.まず解答と同じようにの前提で,
より,平均値の定理からかつ
を満たす実数がある.よってである.
次にと仮定すると
より(式11)の左辺がより小さく,右辺がより大きくなって矛盾する.以上より
である.