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東京工業大学 前期 1982年 解答解説 このページの閲覧数
#ベクトル #整数
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東京工業大学 前期 1982年 第2問 (解答解説)

📝 問題

平面上の原点を中心とする半径1の円の周上に, 同一直径上にない異なる2点,をとる. ,の位置ベクトルをそれぞれ,とし, は整数とする.

  1. 零ベクトルでないの元の大きさの最小値は 1,,のうちの 最小のものに等しいことを証明せよ.

  2. 2点,がを満たしての周上を動くとき, の面積の最小値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

題意の条件より

である. のなす角とおくと

である. 対称性から

で考えれば良い. というのも,の時はと置き直せば(式3)の場合に帰着するからである. この時(式2)でであることに気をつけよう.

さて,に対して

の最小値を考えよう.対称性からとして考えれば十分である. の場合はに注意すればの場合の議論と合流するからである.

の時は(式4)は

であり,これは自明にで最小値をとる. そこで以下の場合について考える.

の時

この場合は(式4)の各項がについて単調増加だからを小さくした時が最小値であり,で最小値をとる.

の時

この場合は(式4)の第三項が負になる.そこで平方完成すると

である.

ここでの時は第二項を下から評価して

である.

全く同様にの時はについて平方完成すれば

である.従って最小値は残るの時に取る.

以上の場合わけで全ての場合が尽くされた.よって(式3)およびの場合の最小値は のいずれかで取る.

の場合に範囲を拡大すると,対称性からの場合も考えれば良い. 従ってさらにの場合も含む.これらのうちの場合の値はだから,結局

であり題意は示された.

(2)

引き続き(式3)およびのもとで考えれば十分である. この時となる条件はがこれより大きいことで

となる.従って三角形の面積

の最小値はの時のである.

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