アーカイブ一覧へ戻る
東京工業大学 前期 1981年 解答解説 このページの閲覧数
#微分 #積分
前の年度 1980年 次の年度 1982年
🧭 1981年度の関連ナビゲーション:
📊 0 (サマリ) 第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答)

この問題のOpen Issue(0件)

GitHubで確認 ↗

この問題に紐づくOpen Issueはありません。

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京工業大学 前期 1981年 第2問 (解答解説)

📝 問題

曲線上に3点,,をとり, 曲線および線分で囲まれた領域をとする(は境界を含む). 点を第1象限,点を第2象限にとり,がに含まれるように点,を動かすとき, の面積の最大値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

とすると一階,2階微分は

だから増減表は以下のようになる.

Missing close brace\text{\raisebox{-2pt}{\curvearrowrightExtra close brace or missing open brace}}Missing close brace\text{\raisebox{-2pt}{\curvearrowleftExtra close brace or missing open brace}}Missing close brace\text{\raisebox{-2pt}{\hookleftarrowExtra close brace or missing open brace}}Missing close brace\text{\raisebox{-2pt}{\hookrightarrowExtra close brace or missing open brace}}
(極大)(変曲点)(極小)

表 1: の増減表

従っての概形は以下のようになる.

$y = x^3 + 3x^2$ のグラフと主要な点 $O, P, Q, D$

図 1: のグラフと主要な点

次にR, Sを動かして良い領域について考える. グラフの凹凸より,点RはDの中で自由に動かしても良いが点Sは場所によっては線分OSが領域Dの外に出る可能性がある. そのために原点Oからに引いた接線について考えよう.

(式1)より での接線は

となる.これがを通る時,

であることに注意すると,非自明な解はである.この時の接線は(式3)より

である.よってがに含まれるようなR,Sの可動領域は下図斜線部(境界含む)である. ここで(式5)との交点をとおいた.

R,Sが動ける範囲 $E$(斜線部)

図 2: R,Sが動ける範囲 (斜線部)

さて,この時の面積最大値を与えるの候補を考える. まずを固定してを動かす.OSを底辺とみなすと,Rが領域Eの内部にある時,RからOSにおろした垂線上でRをさらに動かして領域Eの境界まで持って行くことでの高さはより大きくなり,従って面積も大きくなる.よっての面積が最大の時Rは領域Eの境界上にある. 全く同様に考えるとSも領域Eの境界上にある.従って,以下この場合のみ考えよう.

点Sは第二章限にあるから,その座標をとおく.この時線分OSと点Rの距離はとして

と書ける.よりこれはについて単調増加だから,の面積が最大になるのは の時である. この時線分ORの方程式はと書ける.

次にSを動かすことを考えると,との距離を最大にするをもとめれば良い.としてこの距離をとすると,

となる.これはについて単調減少,について単調増加だから,最大値を与えるはである.

以上から,,の時にの面積は最大で,その値は

となる.

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する