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東京大学 後期 1995年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 後期 1995年 第2問 (解答解説)

📝 問題

平面上に2点, があり,との距離は1であるとする.このとき,次の(条件)を満たす三角形の面積の最大値を求めたい.

(条件) 三角形は与えられた平面上にあり,各頂点, , からまでの距離またはまでの距離のうち,少なくとも一方は1以下である.

  1. を中心とする半径1の円周を, を中心とする半径1の円周をとする.上の(条件)の下で最大面積をもつ三角形の頂点, , はそれぞれまたはの上にあることを示せ.

  2. この二つの頂点, は円周上にあるとして,この円の中心から弦におろした垂線の長さをとする.を固定したとき,(条件)を満たす三角形の面積が最大となるならば,直線と直線は直交することを示せ.

  3. (条件)を満たす三角形の面積の最大値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

点ABCの様子

図 1: 点ABCの様子

だから, , とし, が 平面にあるとする. (条件)をみたす時, は図1の斜線部分内にある.

もし が図1で斜線部で, 境界を含まない部分にあるとすると から に下ろした垂線と との交点のうち, 垂足 との距離が よりも大きいもの が存在し となる. したがって, が最大の時, は 又は にある. 他の頂点についても同様のことがいえるから題意は示された.

(答)

(2)

Pを固定した時, ABにPから下した垂足をHとする. Hは 上を動く. この時三角形PAHを考えると

で一定である.

従って,この時E,F上でABからの距離が最大の点がCの時, は最大である. そこでに対して

と置く.

点A,B,Cの様子

図 2: 点A,B,Cの様子

点CがE,F上でABからの距離が最大のとき,点Cでの円の接線の法線ベクトルも

である. このような点はE上に2点, F上に2点あるので,E上のものを,F上のものをとすると について

であり,については(式4)より

として良い. と線分ABの距離をとすると

である.およびから,(式5),(式8)のうちで最大のものは においてとして時で

である.

この時,よりとなって,確かに である. よって題意は示された. (答)

(3)

(2)の結果から を固定した時に を最大にするのは 図3のようにHが軸上に存在する時である.

$p$を固定した時,三角形ABCの面積が最大になるような場合.

図 3: を固定した時,三角形ABCの面積が最大になるような場合.

この時の面積として,

である. 以下この最大値を求める. が最大の時も最大だから,の増減表を書く. 一階微分は

より,表1を得る.

表 1: の増減表.

したがって,およびはで最大値

をとる.

【解説】

(2)の別解を紹介する. ABとPQのなす角をとする. ABと平行に, Fの接線を引き, 接点をCとする. 右図から, ABとCのキョリは

から, が最大になるとき が最大で . (了)

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