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東京工業大学 前期 2003年 解答解説 このページの閲覧数
#微分 #積分
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東京工業大学 前期 2003年 第1問 (解答解説)

📝 問題
  1. 3次関数 のグラフをとする. 原点を通る直線で,とちょうど2点を共有するものを2本求めよ.

  2. (1)で求めた直線のうち,傾きの大きい方を,小さい方をとする. とが囲む部分の面積を,とが囲む部分の面積をとおく. この二つの面積の比を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

3次曲線 $C$ と2本の接線 $\ell_1, \ell_2$ および囲まれる面積 $S_1, S_2$

図 1: 3次曲線 と2本の接線 および囲まれる面積

題意の三次関数を

とする.原点を通る直線を

とおいて,これがと2点を共有するとする. すると(式1),(式2)を連立したの方程式がちょうど二つの異なる実数解を持つ:

これはを必ず解を持つので,残りの二次方程式

がとに解を持つか,あるいはに重解を持つかのいずれかである.

がを解に持つ時:

(式6)にを代入して

である.これを(式6)に代入して

である.ここで(式1)よりだから(式5)の全体の解は(は重解)となりちょうど2点を共有する.

がに重解を持つ時:

まず(式6)の判別式がであるから

である.この時の重解は()である. よって(式5)の解は(が重解)となりちょうど2点を共有する.

以上から,もとめる2本の直線は

である.

(2)

()だから,傾きの大きい方は

であり,小さい方は

である.を図示すると下図の斜線部となる.

との交点は(重解,接点)とだから二つの関数の差は

であり,で符号は正で一定だからは

である.

同様にとの交点はと(重解,接点)だから二つの関数の差は

であり,で符号は正で一定だからは

である.

したがって(式18),(式23)から求める面積の比は

である.

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