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東京工業大学 前期 1996年 解答解説 このページの閲覧数
#整数 #方程式・不等式
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東京工業大学 前期 1996年 第1問 (解答解説)

📝 問題

2以上の整数に対して方程式

の正の整数解を考える. ただし,たとえばとは異なる解とみなす. このとき次の問に答えよ.

  1. およびのときの解をすべて求めよ.

  2. 解が1つしかないようなをすべて求めよ.

  3. 任意のに対して解は少なくとも1つ存在し,かつ有限個しかないことを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

の時には与えられた方程式は

である. だからこれを満たす組み合わせは

である.

次にの時には与えられた方程式は

である. 対称性からまずとすると,

である.これをみたす正の整数の組をかんがえて,

である. このうち(式3)をみたすのはだから

が求める解である.

以上(式2),(式7)より

である.

(2)

(1)よりの時はちょうど解は一つである.そこでの時には常に解が複数になることを示す. の時はとすると題意の方程式を満たすから,この並び替えで得られる通りも解である.したがって解がちょうど一つとなるのは

の時のみである.

(3)

(2)から任意のに対し解は少なくとも1つ存在するので有限性を示す. まず,の時をかんがえると,方程式から

となる.従ってが必要で,の組は高々通りしかない.一つが定まれば与えられた方程式はの1次方程式となるから一意に定まる.すなわち,に対しは高々1通りしかない.したがって,の時には解は高々個しかない.他の大小関係の場合を考えても解は高々通りしかない.従って有限個である.

以上から題意は示された.

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