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東京大学 後期 1994年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 後期 1994年 第1問 (解答解説)

📝 問題

正の整数 と に対して を満たす整数 が与えられたときに

Double subscripts: use braces to clarify\begin{align} a_m, a_{m-1}, \dots, a_1_m = a_m \cdot m! + a_{m-1}\cdot(m-1)! + \cdots + a_1 \cdot 1! \end{align}

とおく.ただし,ただし とする.

  1.  $$
    
    \begin{align} m, m-1, \dots, 1_m = [1, 0, \dots, 0]_{m+1} - 1 \end{align}

を証明せよ.

  1. すべての正の整数は の形にただ一通りに表示できることを証明せよ.

  2. が 以上の整数のとき を の形に表示せよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

数学的帰納法で

を示す.

まずのとき,(式2)の左辺は

であり,(式2)の右辺は

だから両辺ともにで(式2)は成立する.

そこででの成立を仮定してでの成立を示す. (式2)の左辺は

仮定

より,でも成立する.

以上から,数学的帰納法により(式2)が示された.

(答)

(2)

表現の簡潔さのため

と置く.

題意を示すには,任意のについて以下の二点を証明すれば良い.

  1. a が以上以下の全ての整数を表すことが出来る

  2. b 異なるが同じ値をとることはない

まずは(a)を数学的帰納法により示す. の時は

であり,題意は成立する.

そこででの成立を仮定し,での成立を示す.

と書ける.また,題意よりである. 仮定よりは

なる全ての整数を取るから,と動かすと

なる全ての整数をとる.従って(式10)は

である. とを動かすと

となり,

なる全ての整数をとる.よってでも(a)は成立する.

以上から,数学的帰納法により(a)の成立が示された.

そこで次に(b)について考える.(a)が成立することから,異なるに対して

となる.よってが同じ時に同一の値を与えるがないことを示せば良い. 証明は背理法による.異なるに対して,が同一の値となると仮定する.

ここで,より,第二項目以降は

だから,の時には第一項目より大きくなることはなく等式が成立しない. よってであることが必要である. 以下同様の議論を繰り返せば,となるが,これは当初の仮定に反する. 以上より背理法によって(b)が示された.

従って(a),(b)が成立し,題意は示された.(答)

(3)

をで割ったあまりによって場合分けする. そこでとする.

\textbf{の時}

この時はが自然数でより小さいから,

である.

\textbf{の時}

この時はが自然数で,かつより小さいから,

である.

\textbf{の時}

をで表して変形すると

である.

\textbf{の時}

をで表して変形すると

である.

\textbf{の時}

をで表して変形すると

である.

以上で全ての場合が尽くされ,いずれの場合も表示が可能であることが示された. 結果をまとめると,法をとする合同式を用いて

である.(答)

【解説】

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