東京大学 後期 1994年 第1問 (解答解説)
正の整数
とおく.ただし,ただし
-
\begin{align} m, m-1, \dots, 1_m = [1, 0, \dots, 0]_{m+1} - 1 \end{align}$$
を証明せよ.
-
すべての正の整数は
の形にただ一通りに表示できることを証明せよ. -
が 以上の整数のとき を の形に表示せよ.
【解答】
(1)
数学的帰納法で
を示す.
まず
であり,(式2)の右辺は
だから両辺ともに
そこで
より,
以上から,数学的帰納法により(式2)が示された.
(2)
表現の簡潔さのため
と置く.
題意を示すには,任意の
-
a
が 以上 以下の全ての整数を表すことが出来る -
b 異なる
が同じ値をとることはない
まずは(a)を数学的帰納法により示す.
であり,題意は成立する.
そこで
と書ける.また,題意より
なる全ての整数を取るから,
なる全ての整数をとる.従って(式10)は
である.
となり,
なる全ての整数をとる.よって
以上から,数学的帰納法により(a)の成立が示された.
そこで次に(b)について考える.(a)が成立することから,異なる
となる.よって
ここで,
だから,
従って(a),(b)が成立し,題意は示された.
(3)
\textbf{
この時は
である.
\textbf{
この時は
である.
\textbf{
である.
\textbf{
である.
\textbf{
である.
以上で全ての場合が尽くされ,いずれの場合も表示が可能であることが示された.
結果をまとめると,法を
である.