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東京大学 後期 1993年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 後期 1993年 第3問 (解答解説)

📝 問題

放物線の一部,を軸のまわりに回転してできる回転体型の容器に水を満たし,このなかに,半径の鉛の玉を,それが容器に使えて止まるまでゆっくり沈めた. ただし,鉛直線を軸とする.このとき,次の問いに答えよ.

  1. もとの水面に高さから球の中心の高さを引いた差をの関数としてあらわせ.

  2. あふれ出る水の体積を最大にするの値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

平面で切断してかんがえる. 対称性から球の中心は軸上にある. そこで,円の中心をPとして,この円Cを

とかける.元の水面の高さはだから求める値は

である.

円の半径に応じて,以下の3パターンの場合がありうる. 一つ目は円が大きくてで放物線の容器と交わる場合である. 二つ目は円と放物線がで二つの接点を持つ場合である. 最後に三つ目は円と放物線がでのみ接点を持つ場合である.

$1^{\circ}$の場合.

図 1: の場合.

$2^{\circ}$の場合.

図 2: の場合.

$3^{\circ}$の場合.

図 3: の場合.

まずについて考える. でのとの接点Qの座標をとすると,これら二曲線のでの接線が一致するので,から

が成立する.

また,CがQを通る条件から

である.対称性から円は放物線とのみで共通点を持たないといけないから, (式7)が実数解として重解のみを持てば良い.

\textbf{ の時}

(式5)を満たすはのみである. (式7)に代入して

で,からである. この時のようになる. 求めるは

である.

\textbf{ の時}

(式5)から

である.

の時は(式7)が成立するためにはが必要だが, この時(式7)は

となり,に加えて重解でないを解にもち不適である.

そこで,である.まず,であることから

である.

(式7)に代入して

であることが必要である.この時(式14)より

である.

逆にこの時,(式7)は

となってについて重解のみを持ち十分である. 従って求める値は

である.

最後に,の場合について考える. この時(式14)より,円の中心の座標が

であって,また円がを通るから

である.の条件(式27)からの条件は

である.

この時円と放物線を連立した(式7)は

だから,交点はである. の時であるから,に他の交点は存在せず十分である. 以上からは

以上三つの場合わけ(式9),(式26),(式36)をまとめて,をの関数として表すと

である.(答)

(2)

あふれ出る水の体積は平面でとCの共通部分Tとして, Tを軸まわりに回転した立体の体積に等しい. 円の上端の座標は

で,これが4より大きいかで場合分けする.

の時の時

だから,各場合わけは以下のようになる.

\textbf{㋐ の時}

は球の体積に等しく

であり,これはについて単調増加である.

\textbf{㋑ の時}

Tは斜線部.

図 4: Tは斜線部.

Tの概形は図4の斜線部である. 従って

である.

ここで(1)から

であるから,の一階微分は

である. 従っての増減表は表1となる.

表 1: の増減表

したがってが最大になるのは

の時である.(答)

【解説】

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