東京大学 後期 2007年 第3問 (解答解説)
-
A
, , -
B
が奇数のとき は をみたす の個数, , -
C
が偶数 のとき , , .
ただし
-
すべての自然数
について かつ が成り立つことを示せ. -
実数
を と定めると,全ての自然数 に対して が成り立つことを示せ. -
が十分大きいとき, , , , が成り立つことを示せ.
【解答】
(1)
これは与えられた数列
さて,題意
を帰納法で示す.
\textbf{1°
が成立する.
ついで
だが,仮定より
だから が成り立つ.従って
となり,
\textbf{2°
まず
だから仮定と合わせて
である.
であって,題意より
である.ここで
だが,これは
となる.よって
以上二つの場合わけで全てが尽くされ,いずれの場合でも
従って数学的帰納法により,(式5)が任意の自然数で成立する.
(2)
\textbf{1°
この時(式2)より
とかけて,差分を取ると
を得る.
ここで
を考える.
だから,これは
より正となる. 同様に
とおくと第二項目にも同じ議論が適用できて正だから,全体として(式21)は正,すなわち
である.
\textbf{1°
であり,両式の差分を取るとほとんどの項はキャンセルアウトする.
さて,ここで
又(2)から
である.
従って以上の場合わけで全ての場合が尽くされ,いずれの場合も
(3)
(2)で得られた不等式
となる.
一方で,
となる必要がある.
この時
\textbf{1°
漸化式(式2)から
\textbf{2°
である.
である.
従って
となる.よって
従って以上の場合わけで全ての場合が尽くされ,いずれの場合も題意が成立することが示された.