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東京工業大学 後期 2002年 解答解説 このページの閲覧数
#空間図形
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東京工業大学 後期 2002年 第2問 (解答解説)

📝 問題

平面上に原点 を中心とする半径 の円 がある. を底面, を頂点とする直円すい を考える. 点 および をとる. さらに,動点 () を線分 が 以外に と交わらないように動かす.

  1. のとりうる値の範囲を求めよ.

  2. 点 から動点 までは直円すい の側面を通り, からは直線にそって点 へ向かう道を考える. このような から までの全ての道の長さの最小値を求 めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

空間の原点, 円錐の頂点をとする. 円錐の概形は図1となる.

円錐の様子

図 1: 円錐の様子

(1)

平面で考える. 線分 が 以外に と交わらないということは, の境界の値では,とが接するので,まずはこの場合を考える. この様子を図2に示す.

$xy$平面での$P,Q,M$の様子

図 2: 平面でのの様子

でのの接線の方程式は

であり,これがを通るので,

である. 従っての取り得る範囲はこれらのの時より点が側になる場合で,

である.(答)

(2)

Sの展開図上で線分PMとなる曲線をとする. PからMまでの最短経路は, PからMまで上通り, MからQまで直線MQを通る経路である.(*)

最短経路の長さとすると

である.

まず線分PMの長さを求める. Sの側面の展開図は図3である.

円錐側面の展開図

図 3: 円錐側面の展開図

対称性から

として考える.

まず,PMの劣弧の長さは,より

劣弧

だから,円錐の側面の長さがであることにも留意すると

となるので,展開図上のPMの長さは

となる.

次に,線分QMの長さを求める.これは各点の座標から,

となる.

以上(式9),(式11)を(式5)に代入すると,を与えた時の最短経路の長さは

となる. (1)および(式6)から,この関数の

での最小値をもとめにば良い.新しく

とおくと,半角および倍角の公式から

および

から,の変数をからに移して

となる. (式14)から

である.の一階微分は

である.この分母は常に正だから,の正負は分子の正負と等しい. そこで分子を因数分解すると

である.(式22)のの区間に注意して,

だから,の増減表は表1となる.

最小

表 1: の増減表

従って,求める最小値はの時で

である.(答)

【解説】

最後のの最小値を求める部分はいくつかやり方がある. いずれもこの形のまま計算するのは厳しく,なんらか新しい変数を置いてやることになるだろう. 今回の解答のように,を利用する方がとを対称に扱っていて計算は早い.

それを見るために,として求めてみよう. の動く範囲が(式6)だから,

である.(式21)に倍角公式を利用してで表すと

だから,一階微分は

となり,分母は常に正だからの符号は分子の符号に等しい.

式

だから. の増減表は表2となる.

表 2: の増減表

したがって,は

で最小値

をとる.

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