東京工業大学 後期 2002年 第1問 (解答解説)
📝 問題
-
実数
に対して, を求めよ. -
不等式
が成り立つことを示せ. -
極限
を求めよ.
✏️ 解答解説
【解答】
(1)
となる.
(2)
(1)の両辺を
である.以下各項を評価する.まず左辺第一項は先に積分を処理することで
であり,右辺は積分区間内で
となり,題意は示された.
(3)
(2)で示した(式8)の右辺は
である.右辺の積分は
だから,(式9)に代入して
である.
【解説】
積分や極限の問題である. かなり誘導が丁寧なので,誘導に乗っていけば解けるだろう.
(1)は要するに
なる公比
である.(1)はこれを
さて,この問題は有名な無限級数の一つであるライプニッツの公式を証明する問題である. 式をあらわにかくと,これは交代級数になっていて
という綺麗な形である.
より一般的には,以下のグレゴリー級数が知られている.
ライプニッツの公式はこの
ライプニッツの公式は入試の題材としてよく利用されており, もう一つよく出題される証明方法がるのでそちらも解説しよう.
なる数列を考える.漸化式を立てると
ただし,途中
を得る.初期条件は
であり,さらに
だから挟み撃ちの定理により
だから,
となり示された.