東京工業大学 後期 2000年 第1問 (解答解説)
実数
-
を因数分解せよ. -
すべての
にたいし が成り立つための の条件を求め,それを満たす点 の存在する範囲を図示せよ.
【解答】
(1)
と書ける.これ以上の分解はできないため,これが答えである.
(2)
新しく
とおく.
図 1: 三次関数の解の個数とグラフの概形
である.
である.これが
両辺二乗して
である.
が成り立つ.等号成立は
と
図 2:
以下場合わけをして考える.全体像は表1である.
| 3つ | |
| 2つ | |
| 2つ | |
| 1つ | 実数解なし |
| 1つ |
表 1: 場合分けの全体像
-
が異なる三つの実数解を持つとき.この時は,
が異なる二つの実数解を持つ,つまり である. この時は の解が ではあり得ない. 従っての時である. このもとで題意の条件を満たすには,
の最も大きい解が 以下であれば良い.(式4)より,求める条件は
-
が異なる二つの実数解を持つとき.この時は,
で の解が でないときか, で の一つの解が となる( が の重解となる)ときである. 前者の時は よりであり,この時の重解は
である.これが と一致しないことにより が必要. 題意の条件はである.
後者の条件は,(式9)より
であり,この時
のもう一つの解は解と係数の関係からである.題意の条件はこれが
以下であることでである.
-
がただ一つの実数解を持つとき.これは
が三重解を持つか,または の時のときである. 前者の時は であり,この元で題意の条件は であるから,となる.
後者の時は
かつ であればよく,
以上をまとめると,以下の4つの条件となる.
これを整理して
である.
図 3: 求める
【解説】
方程式および多変数関数の問題.(1)は色々試せば
簡単な検算としては,