東京工業大学 後期 2009年 第2問 (解答解説)
【解答】
双曲線と点
図 1: 三角形
従って,接点
と置いて良い.
この時,点
である.この2本の直線の交点が
だから
である.この時
となる.
以下(式8),(式14)を用いて三角形PABの面積を求める. まず,
であることに注意する.これら二つのベクトルの作る三角形の面積公式から,
となる.
次に,これを
とおくと,
だから,(式26)に代入して
である.第二式から
を得る.これが三角形PABの面積を
次に,この三角形の面積の最小値を求める.
点Pが第一章限にあることから
と置いて式を整理すると
である.ただし下から2行目の不等式は相加相乗平均の不等式による. 等号成立は
の時,すなわち
の時である.これは
である.
【解説】
平面図形の問題.計算量が多いので正確な処理能力を求められる一題だ.
接点を文字でおいて,最後に
三角形の面積公式としてサラスの公式を利用しているので復習しよう. 三角形OABにおいて,Oを原点とし,AとBの位置ベクトルを
とすると,三角形OABの面積
で与えられる.
行列を知っている人であれば,これは
の行列式であることがわかるだろう.
ちなみに,同様に三次元への拡張として,四面体OABCの体積
が成り立つことが知られている.
次に,最後三角形の面積の最小値を求めるところは,
通常微分して増減表を書くところだが計算量低減のため相加相乗平均を利用している.
微分して求める場合でも,