東京工業大学 後期 1993年 第2問 (解答解説)
-
を求めよ. -
を で割った余りを と書く. となるための必要十分条件は が の倍数であることを示せ.
【解答】
(1)
および
と定義すると
となる.
を得る.ここで,(式3)より
が成り立つから,(式7)で非零の要素は
と計算できる.
である.
(2)
題意の条件は
である.
(1)の結果より,まず
そこで以下,
と書けるから,これを満たす
【解説】
行列と整数の問題.(1)が行列,(2)が整数と独立しており,どちらも素直で容易な問題である.
(1)は
だから
を得る.初期条件
と求まるから,残りの
となり,これらの漸化式も普通にとけて
と求まる.
または,ちょっと大袈裟だが
に代入して
より,
だから,特性方程式から
と変形できる.漸化式を繰り返し用いて
を得る.ここで
だから
となり,成分ごとに表示すると
となって,先ほどの結果に合流する.
(2)は題意の条件を合同式で同値変形していけば求まる.ここで
が成り立つことに注意しよう.
今回の問題では