アーカイブ一覧へ戻る
東京工業大学 後期 1997年 解答解説 このページの閲覧数
#場合の数・確率
前の年度 1996年 次の年度 1998年
🧭 1997年度の関連ナビゲーション:
📊 0 (サマリ) 第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答)

この問題のOpen Issue(0件)

GitHubで確認 ↗

この問題に紐づくOpen Issueはありません。

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京工業大学 後期 1997年 第2問 (解答解説)

📝 問題

四角形 と頂点 からなる四角錐を考える. 点 の中の 点は, ある辺の両端にあるとき, 互いに隣接点であるという.

今, から出発し, その隣接点の中から 点を等確率で選んでその点を とする. 次に の隣接点の中から 点を等確率で選びその点を とする. この様にして順次 を定めるとき, が に一致する確率を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

四角錐OABCD

図 1: 四角錐OABCD

対称性から,がAに一致する確率をとおくと,がB,C,Dに一致する確率もにひとしい. がOに一致する確率をとおく.はO,A,B,C,Dのうちいずれかに一致するから,全体の確率がとなることより

を満たす.

次にの漸化式を求める.でがに等しい時,でははA,B,C,Dのいずれかに存在し,そこから確率でに移動する.したがって漸化式は

である.(式1)を代入してを消去して

を得る. 特性方程式の解はだから,漸化式を変形すると

だから,これとから

となる.(答)

【解説】

かなり容易な確率漸化式の問題である. 問題のポイントとしては,特に確率をどのように指定するか明示がないので自分でうまいこと設定する必要があるところだろう. 四角錐OABCDの中で点Oだけが特別であり,他のABCDは対称であることを使うと,解答のように二つの変数で漸化式を導ける.

数列の一般項が出てくる問題では,での極限の振る舞いがそれらしいかを確かめたい. 実際今回の場合は

となる.この数値自体が正確かはすぐにはわからないが,

となっていることは,点Oの特殊性を考えるとそれらしいだろう.

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する