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先日のマイクとカメラに引き続き,今度はipadをモニターアームに設置した.既存の製品としてはタブレットを掴むようにして設置するタブレットアームが様々発売されているが,今回はMagFlottから出ているマグネット式のvesa mountを購入した.私はipad pro 11インチを4枚目のモニターとしてカレンダーなど常駐させるアプリの表示スペースとして使ったり,最新のsonomaで可能になったデスクトップに固定できるウィジェット置き場として使ったりしている.今まではipadを机の上においていたので邪魔だし視線を落とさないと行けないしと結構結構困っていたのが一気に解消されたので紹介したい.

MagFlott vesa mount

最近のipadは背面が磁石とくっつくようになっている.私の所持しているipad pro 11インチ 第2世代(2020)もその仕様だ.この特性を活かして,磁石でipadを固定するスタンドやVesaマウントを出しているブランドがいくつかあり,MagFlottもその一つ.他にZelalというメーカーからも出ていてこちらと迷ったのだが,送料含めると値段もあまり変わらないし適当で良いやといって先に見つけたこっちにした.本体は70ドルであまり高くないが,円安で1万円に送料4000円でけっこう取られてしまった.先日も別の製品を1200ドルで買ったら18万円で残念な気持ちになったが,消費者としては円安でいいことはない... ちなみにZelalの方は送料込み1.6万円という値段だったので,どちらを買っても大差ないと思う.11/12.9インチでそれぞれの現時点での値段をリストにしておく.MagFlottは送料抜き,Zelalは送料込みの値段であることに注意してほしい.最近はレートの変動が酷いので購入を考えている人はこまめにチェックするとよいかもしれない.

  11 インチ 12.9 インチ
MagFlott 89ドル 99ドル
Zelal 16,000 JPY 12,800 JPY

Zelalはなぜか12.9インチのほうがやすく,これを買うなら圧倒的にZelalのほうが得だ.11インチの方はipad proだけでなく,10.9インチのipad air(4世代以降),ipad(10世代以降)とも互換性がある.

おそらくUS発送で,First Class Package Internationalで送ってきた.これは追跡サービスがない安価なグレードなので結構日数がかかるかなと思っていたら6日で到着したので良い意味で驚いた.

というわけで早速開封.内容物は本体とUSB-Cケーブルだ.

本体の方は金属製で,ipadが触れる部分はマイクロファイバーで保護されている.質感は非常に良い.ipadとは磁石で接続するので,通常のipadケースをつけた状態ではくっつかない.追加でmagnet内蔵のipadケースを発注したので,届き次第そちらも紹介しようと思う.肝心の磁力であるが,期待していたほど強くなかった.もちろん何もしなければ固定されたままなのだが,ちょっと手やものが当たってズレたりすると簡単に取れてしまう印象なのであまり乱暴に扱わないほうが良い.まあ逆に言えばストレスなく取り外せるので,頻繁につけたり取ったりしたい人には良いと思う.

裏面にはVESAマウント用のネジが切られていて,75mmと100mmに両対応しており,ネジも付属してくる.通常のモニターとちがってネジの深さがあまりないのでなにか既存のものと組み合わせようと考えている人はその点だけ注意したほうが良さそうだ.

USB-Cケーブルは編み込み式のUSB-C - USB-Cケーブルで,かついわゆるL字ケーブルと結構手が混んでいる.長さも6ft~1.8mあるので多くの用途で十分だろう.このケーブルを利用してEIZOのEV2740Xからデイジーチェインで無事にimacにつなぐことができた.

ちなみに,購入後14日以内にメールアドレスと名前を登録すると保証が15ヶ月に伸びるのでこれはぜひやっておきたい.(あまり壊れるたぐいの製品ではないと思うが) また,新しめのiphoneもくっつくらしいのだが私のiphone11は古くて非対応だった.

エルゴトロンのLXに乗せてみる

今回はとりあえず余っていたエルゴトロンのLXに乗せてみた.ただしLXの最小荷重は3.2kgであり,ipadは471gしかないのでアームは最大高さで固定された状態になる.仰角についてはネジを緩めることである程度調整が効いた.高さの調整をしたい場合は最小荷重の小さいモニターアームを使わないといけない.意外とそういう製品は簡単に見つからなかったので,今回はとりあえず設置さえできればよいと割り切っている.

27インチ3枚のディスプレイの左上に設置してみた.こうしてほかのディスプレイと並べてみてもipadは画面が綺麗で,11インチと画面は小さいながら並べてみてもぱっと情報が目に入ってくるあたりが流石と感じた.場所的にもデスク上にあるよりも圧倒的に見やすく,今までよりも素早く情報の確認ができている.

まとめと今後

MagFlottのvesa mountを購入し,vesaマウントにipad pro 11インチを設置した.従来の”挟む”タイプのタブレットスタンドに比べてマグネット式なので着脱が容易であり,サブディスプレイとして使ったりタブレットとして使ったりをシームレスに行き来できるのが良い.

問題点としてはとしては普通のipad用ケースが使えなくなることと,ipadの軽さに対応したモニターアームがあまりないことが挙げられる.前者についてはマグネット内蔵式のipadケースがいくつか販売されておりそれで代用可能だろう.後者に関してはそのうち良い商品を探そうと思う.

最後に本題とは外れるが,imac 2019が外部ディスプレイ3枚の接続にかなり悲鳴を上げており,ファンが非常に煩いので同じ構成をやろうとしている人は注意してほしい.GPUをケチってRadeon Pro Vega 48の8GBにしたのが良くなかったのかもしれないが...最後のintel macかもしれないと思って購入したのだが,最近別途xeonを搭載したパソコンを買ってサーバーとして動かしているのでmacがintelであることへのこだわりはなくなっていて(apple silicon対応のソフトもだいぶ増えたし),そろそろmac studioへの買い替え時かもしれないと感じている.

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Elgato wave mic armの開封

アダプタをかませる際はこのような感じで使える.

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(左)アダプタ二種類 (右)アダプタを噛ませたところ.
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デスクに設置したときの全体像

参考文献

[iPad ProとiPhoneをディスプレイアームに同時マウントする/Zelalのマグネットマウントと長尾製作所のVESAアダプターを組み合わせ! makkyon web](https://www.makkyon.com/2023/03/21/zelal-magnetic-vesa-dock-for-ipad-pro/)

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