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今までに受けてきた資格試験について,日程や勉強量などについて綴る予定.情報が古い場合があるので必ず公式HPをチェックしてください.
ITパスポート・情報セキュリティマネジメント・基本情報技術者(CBT):記述日2022/10/24
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構の実施する試験のうちの低級試験たち.近年これら3つはCBTで受けられるようになっていて,CBTを体験するには良いのではないかと思う.私もこの3つでCBTデビューをはたしたが,試験の受けやすさという点でははっきりと紙の試験に劣るので,日程に余裕のあるひとは極力紙の試験を受けることを推奨したいと思う.
種別 | 金額 | 日程 | 試験形式 | 合格基準 |
---|---|---|---|---|
ITパスポート | CBTは1年中 | 午前試験のみ(120分,4択100問) | 6割以上 | |
情報セキュマネ | CBTは春秋2回 | 午前試験(90分,4択50問),午後試験(90分,多肢選択式で大問3問) | 午前午後ともに6割以上 | |
基本情報 | CBTは春秋2回 | 午前試験(150分,4択80問),午後試験(150分,多肢選択式で大問11問中5問) | 午前午後ともに6割以上 |
表注:2023年4月試験からまた大きく改訂されるようなので最新情報は公式HPをチェック.
CBT試験の場合,ITパスポートは年中いつでも受けられるのに対して,情報セキュマネと基本情報は春秋2回の決まった期間に受験できる.いずれも人気で申し込み期間が始まったら早めに予約しないと大変で,特に基本情報は正直テストを受けるより予約をとる方が大変だ.会場については都内に住んでいるなら極力都心の方が会場も広くて駅に近い,人も多いので良いと思う,というか田舎の小さい所は避けた方が良い.基本情報を最初立川の小さい会場に受けに行ったのだが,数分遅刻しただけで受験不可とされた.この手のテストを受けさせてももらえないというのは前にも後にもこの時だけで,はっきり言ってありえない対応だと思うので都心の会場を強くおすすめする.(とはいってもこの時は他の会場の予約が取れなかったのだが...)
肝心の難易度については,ITパスポートが一番簡単ということを除いて,かなりその人の経験やバックグラウンドに依存するだろう.私の場合はより上位と言われる基本情報の方が簡単に感じた.基本情報はかなり広い範囲から薄く出題されるので理系出身で多少IT系もわかる人にとっては勉強しなくてもそこそこ点が取れるイメージだが,情報セキュマネの方はセキュリティに的を絞ってそこそこ詳しい(勉強しないと知らない)問題が出るので勉強時間がかかる.また,情報セキュマネの方が問題数が少ないので1問あたりの配点が重いということもある.
いずれにしても関門は午前試験で,午後試験はぶっちゃけ対策してなくてもその場で問題を読んでいけば大方解けるように作られている.午前のように知識偏重ではないので通常程度の読解力があるなら午後試験対策の比重は低くて良いと思う.また,いずれのテストも時間の面ではかなりゆるく作られているのでその点は安心して大丈夫だと思う.CBTは自由に途中退出できる点も良い.
勉強時間については,情報セキュマネは1週間程度しっかり教科書を読み込んだが,ITパスポートと基本情報は直前の土日に教科書を読み込んで過去問をちょっと解いた程度だった.ある程度知識があるひとは最初から過去問を解いてみて,足りない分野だけ教科書で補強すればほぼ無勉強でも合格できる.どの試験も過去問は公式HPで無料で公開されているので活用しよう.
試験範囲はいずれもストラテジ,マネジメント,テクノロジに分類される.ストラテジとは経営戦略やシステム戦略に関する事柄,マネジメントはシステム開発,プロジェクトやサービスの進め方について,最後のテクノロジが本題でコンピュータ,ソフトウェアハードウェア,ネットワークetcなど普通の意味でのIT系の知識を問う分野だ.基本的にはどの試験もテクノロジの比重が重いがそれだけでは受からないようにできている.自分にとってはストラテジとマネジメントは縁がない分野だったのでこの分野の勉強に注力した.逆にテクノロジに関してはほとんど勉強不要だった.
勉強する際に一番大切だと個人的に思うのは横文字をちゃんと理解することだ.日本語のIT文書にありがちだが,わけのわからない英略語やカタカナ語が頻出する.購入した参考書には略語の原語があまり載っていなかったので,わからない単語が出てきたら英語に当たってその意味を追っておくと良いと思う.
以下に公式のページをいくつか貼り付けておく. 試験要項公式ページ
ITパスポート
ITパスポートの出題分野ごとの問題数は上述の試験要項ページで公開されている.
- ストラテジ系(経営全般に関わる問題) : 32問
- マネジメント系(IT管理に関わる問題) : 18問
- テクノロジ系(IT技術に関わる問題) : 42問
このうち100問中92問が採点対象で,残りの9問は採点されないが,どの9問が採点されないかは公表されていないのでわからない.
自分は教科書として「徹底攻略 ITパスポート教科書」というのを一冊購入した.値段が安い割に模試もついて内容は充実している.基本的に単語の解説の羅列が続く感じだが知識0でも読み進められると思う.過去問は公式ページでかなり大量に手に入る.
情報セキュマネリティマネジメント
午前試験
- テクノロジ系
- マネジメント系
- ストラテジ系 午後試験 読解形式の大問(1つの大問につき〜5個程度の小問).3問全てが回答必須.
午前試験はセキュリティマネジメントというお題目だけあってかなりセキュリティとマネジメントに寄った出題がなされる.サーバーを管理する経験があるのでセキュリティに関してはあまり問題なかったがマネジメントについては全く知識がなかったので勉強が必要だった.6割とれば良いので難易度は高くないが,50題と問題数が少ないので全ての分野を満遍なくやっておかないと足を掬われる可能性がある.
午後試験は午前試験の内容をそのまま読解形式にしたような問題が出る.これは過去問を見ればわかりやすい.午前よりは文脈で判断できる問題が多いために解きやすいと思うが,知識量は午前試験と同程度のものが要求されるので一応過去問に目を通しておいた方が良い.午前試験に追加して追加で知識が必要とかいうことはない.CBTだと小さい画面上で長い文章をスクロールしながら読まないといけないのが結構ストレスに感じる.特に穴埋め問題だと選択肢と本文を行ったり来たりするのでかなりイラッと来る...
過去問については公式ページ参照.ただし,CBTが始まって以降は問題非公開になっている.(がCBTを受験した感じだと内容にほぼ変化はないと思って良い.)
自分はこの試験が初めてのCBTかつIPAの試験ということで1週間程度時間を取ってしっかりと準備した.合格ライン60パーセントのためにはここまでやる必要はなかったが,知識をつけるという点ではよかった.教科書として「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント」を購入,過去問については公式ページのものを10年分程度やったのに加えて情報セキュマネと基本情報の「パーフェクトラーニング過去問題集」まで購入して解いた.このインプレスの教科書は付録が充実していて,単語帳や過去問が手に入るのでかなりおすすめだ.後者のパーフェクトラーニング過去問題集については公式ページから大量に過去問が手に入る中であまり購入した意味はなかった.もちろん解説は充実しているのでそれが欲しい人には向いている.
基本情報
午前試験
- テクノロジ系:~50問
- マネジメント系:~10問
- ストラテジ系:~20問
午後試験 読解形式の大問(1つの大問につき〜5個程度の小問).大問11個のうち,2つは必須回答.のこりは3つを選んで回答. 必須: 問1:情報セキュリティ 問6:データ構造とアルゴリズムは必ず解答 選択: 問7~問11のプログラム言語問題(C/Java/Python/アセンブラ/表計算)から1問選んで解答 問2~問5から2問選んで解答
基本情報の特徴は広い分野から満遍なく出題されることで,これは理系出身の人間にはありがたいことだと思う.基本的なアルゴリズムや数学からも出題があってここら辺はほぼボーナス問題だし,その他データベース,ネットワークなどもこの試験を受けようとする人間なら何かしら経験や知識があるはずだからだ.というわけで個人的には情報セキュマネより難易度は低いと思う.特に午後試験はほぼ追加の知識なしでも解けるような一般的な問題が多い.また,問題数が情報セキュマネよりも多いために一門あたりの配点が低く,間違えられる数が多いのも難易度を下げている原因だろう.
そこで勉強方法としてはまずは過去問を解いてみてどこまで自分の既存の知識で対応できるかをみてみて,6割に足りなそうだったら範囲を絞って追加で勉強をするのが効率良い.自分の場合はストラテジ系はなじみがないのでここを中心に勉強した.
情報セキュリティマネジメントの時に過去問は解いていて,無勉強でもほぼ受かりそうだったので,試験の2日前に勉強を始めた.この時困ったのが教科書の入手で,本当は紙がよかったがすぐに手に入らなかったのでamazonの電子書籍で「栢木先生の基本情報技術者教室」というのを購入した.反省点としてはやはりこの手の電子書籍で勉強するのはかなり大変ということだ(特に時間のないときは).直前になって慌てないように教科書はあらかじめ入手しておくことをおすすめしたい.教科書自体は図表が多くて初心者にもおすすめしやすい.
午後試験の選択問題については,時間には余裕があるので一通り目を通して解きやすそうな問題を選ぶと良いと思う.2-5はソフトウェア・データベース・ネットワーク・ソフトウェア設計から3つ,プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム戦略・経営戦略から1つ出てくるが,特に過去問をみた感じは後者が簡単なので,あとは前者から解けそうなやつを一つ選べば良い.7-11はプラグラム言語に関する問題で,C・Java・Python・アセンブラ・表計算が選択肢.これだけあればどれか一つくらいは馴染みがあると思うが,アルゴリズムを問う問題が多いので言語自体の経験がなくても解けると思う.
応用情報
- 試験日:例年4月の第3日曜日(春期試験),10月の第2日曜日(秋期試験)
- 受験料:7,500円
G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL 2022#3): 2022/11/21記述
ジェネラリスト検定という日本ディープラーニング協会が実施しているディープラーニングの一般的知識を問う検定.本試験は自宅(じゃなくてもよいが)でウェブブラウザ上から解答するというのが特徴で,従って試験中に資料の持ち込み,検索が自由に行える.
- 実施日:3/7/11月の年3回.
- 試験時間:120分
- 試験問題数:約230問
- 合格基準:未公開
- 受験料:一般1.2万,学生5千(いずれも税別).学生は確認のために学生証のコピーを送る必要あり.
試験問題がとにかく多く,1問30秒程度で解答していかないと時間が足りない点が難易度をあげていると思う.これはおそらく自宅受験という特性上,時間をかけて検索すれば答えがわかるからという側面が強いだろう.試験中はわからない問題に対していかに効率よく資料を閲覧するかが大切になってくる.
シラバス上の試験分野は
- 1.人工知能とは. 人工知能をめぐる動向. 人工知能分野の問題
- 2.機械学習の具体的手法
- 3.ディープラーニングの概要
- 4.ディープラーニングの手法
- 5.ディープラーニングの社会実装に向けて
- 6.数理・統計
- 7.法律・倫理・社会問題
の7つにわかれている.数学的な内容に踏み込んでいくというよりは単純に手法の名称などの知識を問われるので暗記要素の方が大きい.また,ある程度数学に慣れ親しんでいる人にとっては2-4および6は馴染みのある分野かもしれない.
自分の結果は以下の通り.自分の受験した感覚としてはとにかく時間が厳しいという印象で,得点もこんなに取れているとは思っていなかった.合格率が6.6割もあることを考えると,合格基準が緩めなのか,得点調整がはいっていてもおかしくない気がする(あくまで推測だが...).あるいは受験者のレベルが高いのかも.出題内容については後述のように参考書を3冊購入して勉強したもののそれでもわからない問題が多く,結局多くの問題でネット検索を活用することになった.
=================
【合格】
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総受験者数 7,502名
合格者数 4,964名
■シラバス分野別得点率(小数点以下切り捨て)
1.人工知能とは. 人工知能をめぐる動向. 人工知能分野の問題:88%
2.機械学習の具体的手法:95%
3.ディープラーニングの概要:93%
4.ディープラーニングの手法:85%
5.ディープラーニングの社会実装に向けて:100%
6.数理・統計:83%
7.法律・倫理・社会問題:89%
勉強開始は4日前から.試験日が金曜日だったのだが,幸いなことに前日が文化の日で休日ということでここで集中的に勉強できたのがよかった.合格基準が公開されていないので難易度面について不安が多く.試験中のチートシートとしても使えるので参考書として以下の3冊を購入した.
- ディープラーニングG検定 要点整理テキスト&問題集
- 徹底攻略ディープラーニングG検定 問題集
- 最短突破ディープラーニングG検定問題集
一冊目の「ディープラーニングG検定 要点整理テキスト&問題集」はシラバス範囲の教科書で,これがないと始まらない.他にも似たような教科書がいくつかあるので店頭に行ける人は比較した方がよいと思う.この教科書自体は解説もわかりやすく,章末の問題が結構充実しているので,DLに習熟している人はこの一冊で試験範囲を確認するだけでも受かりそうだ.ただし,この本に限ったことではないが,実際の試験問題を完全に網羅しているとは言い難く,試験本番での参考書としてはあまり当てにならなかった.この教科書をやったからといって対策が完璧とは思わない方がよいだろう.
二冊目の「徹底攻略ディープラーニングG検定 問題集」は黒い表紙が特徴的な問題集.自分は一冊目を読み終わった後に一周したが,やはり問題集を一回やってみると知識の定着には良いと感じた.G検定は公式が過去問を公開していないため,問題形式に慣れたいという人にもおすすめ.また,巻末に模擬試験が一回分ついていて得した気分になるのも良い.
三冊目の「最短突破ディープラーニングG検定問題集」も問題集だが,二冊目とは発行元が違うせいか収録されている問題があまり被っていない.が問題集を二冊もやることについては費用対効果の面で微妙と感じた.結局この三冊目をやったからといって試験問題を完全に網羅できるわけではないためだ.というわけで問題集としてはどちらか一冊を買ってある程度勉強しておいて,わからない問題は本番潔く調べるというのがベターかなという気がする.問題集として二冊目と三冊目,どちらが優れているかはなんとも言えないところで,三冊目の方が若干解説が充実しているかなとは思う.収録されている問題の難易度は少しだけ二冊目の方が高いかもしれないがいずれにしても微々たる差と思う.
本番での問題の解き方だが,自分の場合教科書+問題集だけだとわからない問題が3-4割程度あった.この時点でもし6割が合格点ならなんとかなりそうだが,8割だとすると厳しいなと感じた(合格基準がわからないというのは結構怖い).時間的に1問30秒しかないため,わかる問題をいかに早く解答して残りの時間で検索するかというのが重要になってくる.まずは一周わかる問題だけを解いておいて,あとからわからない問題に戻ってひとつづつ調べる方針でやって,結局試験終了5分前くらいにようやく全ての答えを埋められた.ネット検索時は日本語だとあまりヒットしないので英語で検索した方がよいのと,検索しても出てこないなら諦めて次へ行った方がよい.複窓で検索しやすいように大きなディスプレイを準備できるとよいが,これは人によりけりだろう.一応事前にHPからサンプル問題を解けるので動作確認もかねて確認することをおすすめする.自分のようにDLを本業にしていない人間にとっては,本番での検索が合否をわけると言っても過言ではなさそうだ.
E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER 2023#1)
G検定と同じく日本ディープラーニング協会が実施している試験で,G検定の内容に追加してより具体的なコードの実装などにも踏み込んだ内容となる.ただし,合格率は6から7割とかなり高いので必ずしも難易度が高いというわけではない.もっとも大きなG検定との違いは,事前に協会が公認している外部の講座を修了しないといけないというのが問題である.基本的には企業が社員に講座を受けさせてからこの資格を取らせるようなことを想定していると思われ,講座の価格も数万円以上してとても高い,のだがその中にいくつかタダで受けられるものがある.今回はそのタダで受けるものを選んだ.
- 実施日:8/2月の年2回(試験日がそれぞれ3日設定されており,都合の良いところを選ぶ)
- 試験時間:120分
- 試験問題数:約230問
- 合格基準:未公開
- 受験料: 一般:33,000円(税込),学生:22,000円(税込),会員:27,500円(税込)
テストはG検定と異なりテストセンターでコンピュータで行ういわゆるCBT方式だ.従って資料の持ち込みも不可な点に注意.
対策として,おそらくほぼ唯一の参考書である「徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版 (徹底攻略シリーズ)」を購入した.これはなんと6000円もする高級本なのだが万が一落ちても困るので断腸の思いで購入した.結果試験形式に慣れることができたので正解だった.E資格は過去問が公開されておらず,受験者は問題を公開しない誓約書に同意しないといけないのでこのような本でしか問題を知ることが出来ない.(というわけで,このページでも内容には踏み込めない...)
試験は正直落ちたかと思ったくらい酷い出来だった.そもそもシラバスに含まれるRNNやCNNは専門ではないのでまあわかってはいたのだが... 合格できたのは奇跡のようなもので,実際分野別の得点率は以下の通りだった.
======================== ■分野別の得点率 応用数学:100 % 機械学習:78 % 深層学習:73 % 開発環境:44 % ========================
まあこの手の試験は合格できればそれでよしということにしようと思う.
FP試験
ファイナンシャルプランナーとしての知識をとう検定で,日本FP協会と金融財政事情研究会という二つの組織が試験を実施している.これらはシラバスは同等だが問題は微妙に違うらしく,少しややこしいことになっている.FP試験は3,2,1級と実施されるが,他に関連する資格としてAFP資格,CFP資格が存在する.
FP3級
- 実施:4月,9月,1月の年3回
- 午前試験:
- 午後試験:
シラバス上の範囲
- 1: ライフプランニングと資金計画
- 2: タックスプランニング
- 3: リスク管理
- 4: 金融資産運用
- 5: 不動産
- 6: 相続,事業継承
試験前に他の用事が忙しく,勉強をはじめられたのは前日の土曜日からだった.教科書として「ゼロからスタート! 岩田美貴のFP3級1冊目の教科書」を購入して2周読んだ.勉強できたのはこの教科書だけで過去問もできずに本番になってしまった.結論からいうと明らかに勉強不足で,特に午前試験向けの知識の暗記は1日では無理だった.逆に午後試験は細かい知識よりも読解ができればなんとかなる類いで午前よりは簡単だった.流石に落ちたかと思ったが,奇跡的に6割には届いていて合格した.
FP2級
- 実施:年3回
簿記
統計検定
- 準1級取得:2017年6月試験
- 1級取得: 2017年11月試験
受験当時はマイナーな資格だった統計検定は,どうも近年の機械学習やデータサイエンスの広がりを背景に急速に市民権を獲得しているらしい.私も1級所持者だという話をしたら講義をしてくれないかと言われた時はびっくりした(まったく統計の専門家ではないのでお断りしたが..).というわけで当時と今ではかなり難易度や中身含めて変わっているかもしれないが,当時の所感を記憶の範囲で記述していく.
まず,統計検定は初歩的な統計学に関する知識をとう資格試験で,4,3,2,準1,1級の種別が用意されている.ここでは私の受験した1級(と準1級)について述べていく.これらの種別はいずれも大学学部前半で学ぶような基本的な統計学が理解できていれば合格できるものなので理系の学生はさほど心配いらないと思う.さらに学生だとたしか学割料金で受験できたはず.
問題の形式は準1級は選択問題が30問程度+部分記述問題が10問程度+論述問題1問(3つから1つ選択)で時間は120分.1級の方は統計数理と統計応用という二つの試験に別れており,いずれも通常の数学の試験のような記述式の試験だ.いずれも5題中3つを選択して解く方式.理系の学生は統計学の期末試験でもとくつもりでいればイメージしやすいと思う.試験時間はいずれも90分で,午前に統計数理,午後に統計応用を受験する仕組みだった.統計応用の方は「人文科学」「社会科学」「理工学」「医薬生物学」の4分野から申し込み時に一つ選択する.私は理工学を選択した.1級に関しては統計数理,統計応用のいずれでも6割以上とらないといけなかった気がする.これらはもう5年前の情報なので,現在は色々変わっているかもしれない.
受験級に関して,私は念の為準1級から受験したが,準一級は理系の学生にとってはかなり簡単なのでいきなり1級を受けても問題ないと思う.当時は過去問が発売されていて,以下の書籍を購入した.
- 統計検定1級,RSS,JSS試験公式問題集(2012-2013)
- 統計検定1級,準1級公式問題集(2014-2015)
- 日本統計学会公式認定 統計検定1級対応 統計学 このうち最後の1冊が教科書なのだが,これはかなりわかりにくいのでおすすめしない.知識の羅列のような書籍になっていて,既に知識が豊富な人が確認のために目を通すものという印象だ.もちろん試験範囲を知る意味では有用なのだが,勉強するには大学で売っている統計学の教科書を買った方が勉強になるだろう.勉強範囲としては基本的な確率分布,検定,推定に回帰分析などがわかっていれば良い.
私自身は特に統計学の授業を受けていなかったので,まず準1級向けに1ヶ月程度勉強し,1級向けに追加で2ヶ月程度勉強した.特に1級向けに基礎的な統計学の教科書を真面目に読んだので,これは大変勉強になった.ある程度勉強した段階で過去問にも手をだして,これを2-3周した記憶がある.結果はいずれもかなりの高得点だったのでここまで勉強する必要はなかった.合格点は確か6割くらいで,このラインは過去問に慣れるだけで突破できる人もかなり多いはずだ.したがって勉強の順序としては,理系の学生に限って言えば,まず過去問を解いてみて6割取れるかどうか確かめてから本格的な勉強をするので大丈夫だと思われる.
英語検定
英検は準一級と一級を取得している.準一級はかなり昔のことで高校生のころ.次の試験で一級を受けたらレベルが違いすぎて撃沈した記憶がある.
一級の試験構成は一次試験がリスニング,リーディング,ライティング,2次試験で試験官二人を相手に10分の面接試験を行う.一次試験は8割くらい,虹試験は6-7割くらいが合格ラインらしい.英検も点数を統計処理しているため単純に何割正解すれば合格という感じではない.
とにかく通常の大学入試程度の語彙力だと一次試験のリーディングが鬼門だと思う.語彙問題と読解問題があるが語彙問題が全体の6割ほどをしめ,大体1-1.5万語水準の単語や熟語が要求される.こちらである程度点を取れないと受からないので,英検1級は単語を勉強する一つの目標として最適だろう.私は大学受験を大体8000語-9000語程度で終えていて,そこからこの単語の勉強を通して英文雑誌や英本を楽しめるようになったので勉強する価値がある.読解問題は比較して簡単で大学入試程度の英語力があれば問題ないと思う.
リスニングに関しては,たしか準一級は問題文が2回読まれるのに対して1級は一回だけという違いがあったかなと思う.ただ難易度は平均的で特別な対策は必要なかった.リスニングの対策が必要な場合は,近年はyoutubeでもpodcastでも聞けば自然と力がつくので昔の人たちに比べて私たちはずいぶん有利になっていると思う.
ハングル検定
漢字検定
TOEIC L&R 記述日 2023/4/4, 更新日2023/5/9(継続中)
1回目:2022/3/19午後受験,915点(Listening 445,Reading 470). TOEIC L&Rはビジネス英語のレベルをはかるTOEICテストのリスニングとリーディングの試験.今まで受けてきた英語のテストの中でも結構特殊だと感じた.点数もあまり振るわず,初見だと苦しむ人も多いのではないかと感じたので(英語力に優れた人は別だが)高得点を狙うには対策が必須だと思う.
テストの構成は以下の通り.Listening100問,Reading100問で,各495点満点で合計990点満点.点数は規格化されて決定されるので単純に正解数=点数となるわけではない.時間的にはListeningがだいたい45分,Readiingが大体75分,合計120分で構成される.Listening/ReadingはPart1~7に細分化されており,問題の分類としては以下のようになっている.(公式サイトより抜粋)
- Listening
part | 問題数 | 特徴 |
---|---|---|
part1 | 写真描写題 6問 | 1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。 |
part2 | 応答問題 25問 | 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。 |
part3 | 会話問題 39問 | 2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。 |
part4 | 説明文問題 30問 | アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある. |
- Reading
part | 問題数 | 特徴 |
---|---|---|
part5 | 短文穴埋め問題 30問 | 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 |
part6 | 長文穴埋め問題 16問 | 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。 |
part7 | 1つの文書:29問/複数の文書:25問 | いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。 |
公式のサンプル問題がhttps://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format/sample01.htmlにあるので,受験前に一回はみることを推奨する.各partについて,受験した感想や点を上げるために今後やるべきことを残しておく.
- Listening part1: 絵をみて,4つのナレーションのうち最も適切なものを選ぶ.テストの入りとしての準備運動のような感じで,問題数も6問しかなくてあまり難しくないと思う.
- Listening part2: 初見で一番キツく感じた部分がコレ.短いナレーションに対して正しい応答を選ぶのだが,ハイペースで違うナレーションが流れてくるので結構しんどい.そもそも日常でもこういう経験はほとんどないと思うので,過去問での対策が必須だと思う.あとは集中力を切らさないようにして,常に一つ先の問題の選択肢を先読みするというListeningテストのテクニックが有効と思う.
- Listening part3: 会話を聞いて,問題文に印刷された問題を解く.一つの会話に対して問題文が3つあるが,__基本的に会話の流れと問題文の流れが一致している.__つまり会話の冒頭の話題が1つめの問題に対応,といった具合であり,会話を聞きながら上から順番に解いていくことになる.途中でこのことに気づいてだいぶやりやすくなった.あらかじめ問題文を読んでおき,会話を聞いている最中にどんどん答えていくスタイルが良いと思われる.問題文から会話が想定できることはほぼないが,会話を聴きながら問題文を読むのはしんどいので.
- Listening part4: 長めのナレーションを聞いて,印刷された3つの問題を解く.単にpart3の会話部分がナレーションに置き換わっただけと考えて良さそうで,このpartでもナレーションの流れと問題文の流れが一致しているのはありがたい.
以上のように,part1,part3,part4はありがちなリスニング問題かなと思うが,part2は今までこういうタイプは経験したことがなくて面食らった.結果445/495という不甲斐ない結果になってしまったのでリベンジしたい.技術的なことをいうと,100問中9割以上取ろうと思うと10問は間違えられないと思うので,集中力もかなり大事.特にpart3,4は問題文を聞き逃すと一気に3問落とす可能性があるので注意.また,試験のペースが早いので,わからない問題はさっさと諦めて次の問題の問題文を読んだ方が良いと思う.
次にReadingパートについて.まず,時間配分についてだが,75分で100問解くので1問1分以下のペースで解いていかないといけない.しかしながら,part5の文法問題はかなりのハイペースで解ける上,part6,7の文章もビジネスメールで詰まるところはないので思ったより時間には余裕があった.こちらも高得点のためにはミスが許されないため,あまり焦らないのが大事だと感じた.
- part5:短文穴埋めの文法問題.出る文法のレベルは低いので,如何にミスをしないかが重要.例えば使う単語の品詞(形容詞形,副詞形など)問題や時制問題などが出る.語法の問題はほぼない印象だ.
- part6:文章を読んで,4つの問題に答える.16問なので文章としては4つ読めば良い.こちらはまだビジネスチックでない普通の文章で解きやすいかも.
- part7:文章を複数読んで,3-5つの問題に答える.複数というのは,例えばオンラインショップの商品説明文書と注文のメール,といった組み合わせの文章を読ませて,両方に絡む問題に答えさせるという具合だ.part5~7のうちこのpart7が一番問題数が多いのでタイムスケジュールが重要.残り何問あるかを把握しながらやっていくのが良さそう.時間的には20分残しくらいで1週終わらせて,残りで軽く見直すくらいだったが,いかんせん問題文への書き込みが禁止なので非常に見直しがやりにくかった...
点数は470/495とまずまず.これ以上取ろうと思うと本当にミスの許されない神経質な展開になりそうなのでそれはあまりやりたくないな〜というのが個人的感想だ.とはいえ,950点以上の高得点を取ろうと思うとこれでも足りないのでTOEICで高得点を取る人たちはすごいなと感じた.
一回受けてみて,TOEICが特殊だと感じた個人的な理由は以下のような点にある.
- 問題一つ一つの難易度はそこまで高くない.難しい単語がでたり,英文のレベルが高いということは全くなくて,むしろ平易な問題を如何にミスなく解くかというセンター試験的な構成になっている.
- 特にReadingセクションpart7は日常会話やビジネス英語に振り切っており,お題となる文章はビジネスメールなどである.したがって問題文は他の英語試験と比べて平易である.
- 問題用紙への書き込みが禁止.実際のビジネスシーンを考慮してということらしい.
- Listeningでは,特にpart1とpart2で問題ごとにナレーターが違ったりするので初見だと結構面食らう.
特に1の性質から,例えば単語力をあげれば点が上がるとかいうことがなくて,高得点獲得のためには集中力を鍛えて如何にミスしないかを考えないといけない.それには過去問をたくさん解いて形式に慣れることも含まれるが,TOEICの出している公式過去問集は値段が高すぎると思うし,それで英語力が鍛えられるかといったらそれは違う気がするし.実際自分のようなミスの多い人間の場合もし同じ難易度の日本語試験があっても高得点は取れない気がする... ということで,TOEICで純粋に英語力が測れているかというと微妙だなと感じた.930-940くらいまではなんとか取れる気がするが,それ以上はかなり対策などを練っていかないと自分には厳しいかな〜という気がしている.(が,もう何回かはトライしてより高得点を目指したい.)
逆にいうと,こういうのは中学生や高校生のうちにやっておくのが良いのかもしれない.特に単語が簡単なのと文章が平易なのが素晴らしくてあまり年齢層を選ばないテストになっているのは間違いなく,センター試験対策などをしてスピード感などが磨かれているうちに受験すると高得点が取りやすいかもしれない.国内ならば通用する資格なので若いうちにトライすることをおすすめしたい.
もう一つ,問題用紙への書き込み禁止というテストは珍しく,ミスを誘発する要因になっている気がする.特にReadingセクションでこれはキツいのだがあまり対策が思いつかない...
2回目受験:2022/4/23午後受験,930点(Listening 475,Reading 455)
1回目の結果を受けてもう少し頑張れるかな?ということであまり期間をあけずに2回目にトライしてきた.今回は知人に公式の過去問集を借りて2回分解いてから出撃.演習段階ではどちらも各5問間違い程度で,やはりなかなか満点を狙うのは難しいかなと感じた.
ちなみに,参考スコア範囲というのがのっており,以下のようになっている.見てわかるように素点に対して換算点範囲は非常に幅広く,高得点を狙う上で統計処理されるが故の苦しさみたいなのはありそうだ.
リスニング | リーディング | ||
素点 | 換算点範囲 | 素点 | 換算点範囲 |
96-100 | 475-495 | 96-100 | 460-495 |
91-95 | 435-495 | 91-95 | 425-490 |
わざわざ過去問を解いてからいく気合いの入れようだったにもかかわらず,結果は15点しか伸びないという渋い結果に... 具体的には,当初の目論見通りListeningは440から475まで向上したのだが,代わりにReadingが470から455まで下がってしまった.もしReadingが前回同様470くらいあればよかったのだがそうは問屋が下さなかった.どこで間違えてたかあまり自覚はないのだが,上の換算表をみる限り5問以上間違えてしまったようだ.
Listeningの点が上がったのはやはり問題形式に慣れたのが大きい.前述のとおり選択肢が印刷されているTOEICの性質上,part3とpart4で常に一つ先の問題の選択肢を先読みするという戦法が非常に有効である.このことを覚えるだけで点数がだいぶ変わるのでおすすめしたい.
これ以上を目指そうと思うと1問間違えるかどうかがかなり大きいと感じる.加えて点数が統計処理されて出てくる都合上,間違える問題数と点数の相関が各回で結構バラバラになっているのかもしれない.例えば回によっては96問正解の時より94問正解の時の方が点数が高いということがありえる.いずれにせよ現状の自分の力だとこれ以上の対策をせずに950以上を狙っていくのは厳しいと感じた.単純計算で両方475点必要で,多分両者2-3問程度の間違えしか許されないのではないかと思う.
送られてくるスコアシートには項目別正答率(Abilities Measured)も載っていてこれは結構参考になりそうだ.これはTOEICが全ての問題を5つに分類し,それぞれの正答率をパーセント表示で示したもの.今回と前回の結果が以下の通り.
abilities measured(1回目/2回目) | Listening | Reading |
---|---|---|
1 | 75/73 | 89/100 |
2 | 87/94 | 100/100 |
3 | 93/94 | 94/91 |
4 | 87/94 | 96/83 |
5 | 67/73 | 95/90 |
ここで,1-5はそれぞれ以下のようになっているらしい.
Listening | Reading | |
---|---|---|
1 | Part1+2(意味理解) | Part7(内容理解) |
2 | Part3+4(概要理解) | Part7(情報特定) |
3 | Part1+2(要点理解) | Part6+7(関連付け) |
4 | Part3+4(情報特定) | Part5~7(語彙力) |
5 | Part2~4(意図理解) | Part5+6(文法力) |
これをみると特にListeningの1と5はだいぶ改善の余地がありそうだということがわかる.また,このページで点数の換算表が出ていて非常に参考になる.これによると,上のability measuredを誤答数に変換すると以下のようになる.
abilities measured | Listening 1回目 | Listening 2回目 |
---|---|---|
1 | 4/16 | 4/15 |
2 | 2/15 | 1/16 |
3 | 1/15 | 1/16 |
4 | 7/54 | 3/53 |
5 | 5/15 | 4/15 |
Listeningに関しては,1と3をたしたものがpart1,2の,2と4を足したものがpart3,4の誤答数になる.こうしてみると前回と今回でpart1,2に全く改善がなかったものの「先読み」によってpart3,4で大きく改善していることがわかる.
abilities measured | Reading 1回目 | Reading 2回目 |
---|---|---|
1 | 3/28 | 0/28 |
2 | 0/15 | 0/18 |
3 | 2/35 | 3/32 |
4 | 1/25 | 4/24 |
5 | 1/20 | 2/20 |
Readingの方は項目によって重複があるので単純に何問不正解だったかはわからないが,どちらも誤答数に大きな違いはなさそうだ.
他にTOEICから出てくる情報にpercentile rankというのがある.これは自分が全体の中で上位何%に位置しているかというものを示すもので,公式に公開されているスコア分布よりより詳細に知ることができる.おそらくこのスコア分布をもとに点数が決まっているのだろう.で,これをみるとListeningの方がゆるく,percentile rankが低くてもより高いスコアが取りやすくなっている.つまりListeningの方が多少の間違いに対しては寛容な可能性がある.一方でReadingはシビアで,470点とるには全体の上位約2~3%をとる必要があり,上位5%になるともう455点まで下がってしまう...ちなみに全体の受験者が1-3万人くらいなので,1%というと100-300人程度という感覚だ.上の参考ブログでも,
最近は、Lは通常5ミスまで495、難易度が低めだと4ミス、高めだと6ミスまで495の可能性があります。Rは通常1ミスまで495、難易度が低めだとノーミス、高めだと2ミスまで495の可能性があります。
とのことだったので,リスニングは結構間違えても大丈夫のようだ.ということは900点後半を取るにはリスニング対策をしっかりやることが重要かもしれない.
percentile rank/point | Listening | Reading |
---|---|---|
2023/3/19 | 80%/445 | 97%/470 |
2023/4/23 | 92%/475 | 95%/455 |
ちなみにだが,TOEICの公式ページを見ていると,結構回によって受験人数にばらつきがある.1万人ちょっとしかいない回もあれば3万人以上受けている回もあって,どういう事情でこうなっているのか不思議な感じがある.もしかして回によって受験者数を絞っていたりするのか?
以上結果について考察してきた.悔しいがTOEIC高得点はしばらく諦めようと思う.受験料も7,810円かかるのに点が15点しかあがらないのではちょっと辛い.一方で,TOEICは毎月開催でいつでも受けられる,試験時間も2時間で比較的短いという利点もあるので,また来年になって時間ができたらしっかりと対策をしてリトライしてみたい.
TOEICリーディングパート7について
- シングルパッセージ(147-175):10文書 29問
- 1つにつき2問:4
- 1つにつき3問:3
- 1つにつき4問:3
- ダブルパッセージ:2セット,10問
- トリプルパッセージ:3セット,15問
ひっかけ問題のパターン
- 「本文からは~とまでは言えない」というパターン.選択肢の主張が本文に比べて強すぎる場合.