Quantum Espressoでibravの指定によって原子の結晶座標が異なる場合
何年かQuantum Espressoを使ってきて,初めて超基礎的なところで詰まったのでその件に関するメモ.簡単に言うと
ibravを0に変更すると,crystalで指定した原子座標は書き直さないといけない(場合がある) ということです.
FCC結晶における結晶座標
簡単な例としてFCC構造を取り上げる.
その他
QEのこの手の座標の指定の問題については,以前もバンド図を書く時に苦戦した記憶がある.QEはk点を指定する時,なぜか全ての座標をaで規格化してしまうので,たとえばcとaが違う場合にはk点の指定に注意が必要.このようなことはどこかにメモっておかないとすぐに忘れてしまうので今回はここに記述しておいた.