emacsでの英単語チェッカー
emacsでlatex文書を書くときの英単語のスペルミスを減らすために英単語チェッカーを入れる.英単語チェッカーとしてシステムにaspell
をインストールし,emacsでispell
とflycspell
モードを利用する.
aspellのインストール
まずはhomebrewからシステムにaspellをインストールする.
brew install aspell
ispellをemacsで利用
ややこしいが,aspellをemacsで利用するためのパッケージがispell
である1.aspellをemacsから利用するには以下のような設定をinit.el
に書き込む23.
;; aspellにパスを通す
;; https://texwiki.texjp.org/?Aspell
(add-to-list 'load-path "/opt/local/bin/")
(add-to-list 'load-path "/opt/homebrew/bin/")
;; スペルチェックにaspellを利用する
(setq-default ispell-program-name "aspell")
;; 日英混文の処理
(use-package aspell
:ensure t
:config
(setq ispell-local-dictionary "en_US")
(add-to-list 'ispell-skip-region-alist '("[^\000-\377]+"))
)
利用方法としてはM-x ispell
を覚えておけばよい.
flyspellの利用
flyspellはエンジンとしてaspellを利用してemacsで誤った単語をハイライトしてくれる.したがって前項でのaspellの設定を終わらせていないと動かない.基本的にはデフォルトで入っているのでinit.el
ファイルで設定を書くだけでよい.hook
でyatex-modeが起動した時に自動で有効にする設定にしてある.config以下は個人的な色の設定なのでなくても良い.
(use-package flyspell
:ensure t
:hook (yatex-mode . flyspell-mode)
:config
(set-face-attribute 'flyspell-duplicate nil
:foreground "white"
:background "orange" :box t :underline nil)
(set-face-attribute 'flyspell-incorrect nil
:foreground "white"
:background "red" :box t :underline nil)
)
flyspellはispellと違って文書を書いている時にリアルタイムでハイライトしてくれるので私のような適当な人間にはありがたい.